「就職に有利だから大学に行って欲しい」、その理想はあなたの子どもを幸せにしますか?

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「就職に有利だから大学に行って欲しい」、その理想はあなたの子どもを幸せにしますか?

「好き嫌いなく食べれば元気な子になる」「何事も努力しなければならない。そうすれば必ず夢は叶う」どれも正しく見えますよね。でも、それを強行に推し進めることが果たして子どもにとって幸せなのでしょうか。

そこで今日は、『1人でできる子になる テキトー母さん流 子育てのコツ』の著者の立石美津子がお話します。

 ■その考えは「幸せかどうか」とは別の話です

・「就職に有利だからわが子には大学まで卒業して欲しい」

・「カラーリングなんて髪が傷むからしないほうがいい」

・「高収入な男性と結婚すれば人生安泰」

どれも正論かもしれません。大学卒は生涯年収が良いとは言われていますが、「だから幸せか」と言ったらそうでもなかったりします。

■栄養士からの正論アドバイス

肉が嫌いな子ども。チーズなども乳製品も苦手です。不足しがちな蛋白質を補おうとママは納豆や豆腐ばかり与えていたら栄養士から注意をされてしまいました。

「タンパク質は動物性の蛋白源として肉や乳製品から、植物性の蛋白源として大豆製品からの両方からとらなくてはなりません。それも毎日摂るように」

野菜嫌いの子ども、唯一食べてくれる白菜ばかり与えていたら今度は「人参やほうれん草などの緑黄色野菜とキャベツ、大根などの淡色野菜の2種類から毎日摂らないといけません」と言われてしまいました。

忙しい中、料理が苦手なママは一生懸命手をかけて作りました。ところが一向に食べてくれないわが子。

ついイライラして小言が多くなりました。

そして、「残さず食べなさい!大きくなれないよ!」と毎食時、鬼のようになっていました。

食事の楽しみよりも「野菜は足りているか」そんなことばかりが気になります。栄養を取らせることが優先になっている家庭の例です。

子どもは嫌いな物を無理やり食べさせられて、食事の思い出は「怒られて辛かった」ことになってしまっています。

食事中ママがいつも怖い顔をしていたという記憶は大人になっても覚えていたりします。

(C)あべゆみこ

■最終的に決めるのは子どもです

ある父親から聞いた話です。

自分がどちらかというと運動が苦手、子どもの頃から大きなコンプレックスを持っていました。そんな自分の子どもが5歳の時「サッカーをやりたい」と言い出し誇らしく思いサッカーをやらせたそうです。

ところが小学生になって友達から「チームの足を引っ張るやつ」と言われ「あいつがくるとうまくいかない」と陰口を叩かれるようになりました。

暗い顔をしているわが子。「ああ、やはり俺の子だからかな……」と思いつつも、ここを踏ん張って乗り越えてほしいと願う父でした。

とうとう子どもは「パパ、サッカーを辞めたい」と訴えてきました。苦しくても続けてほしいと願う父親。

「辛いことがあっても逃げないで頑張る」「継続することにより忍耐力が育つ」のは最もです。

でも、子ども自身が精神的に追い込まれて辛い場所に行くことを嫌がっているのに、正論を押し付けることはどうなのでしょうか?

その親の意見が今の子どもの状態にふさわしいかどうか判断しましょう。

一旦、始めた習い事。嫌になることもあります。でも、続けるか辞めるかは、最終的には親ではなく子どもが決めることです。子ども自身の人生なんですから。

いかがでしたか。

世の中には理想論、正論が溢れています。でも、自分の子どもがそれをして幸福かどうかに焦点を絞ってみると、どうすればいいのか答えは見えてきたりしますよ。

【参考・画像】

※ SvetlanaFedoseyeva、Alliance / Shutterstock

※ 『〈マンガとQ&Aで楽しくわかる〉1人でできる子になる 「テキトー母さん」流 子育てのコツ』

※ 『一人でできる子が育つ「テキトーかあさん」のすすめ』

【著者略歴】

※ 立石美津子・・・20年間学習塾を経営、現在は著者・講演家として活動。自閉症児の母。著書は『〈マンガとQ&Aで楽しくわかる〉1人でできる子になる 「テキトー母さん」流 子育てのコツ』『心と頭がすくすく育つ読み聞かせ』『「はずれ先生」にあたった時に読む本』『一人でできる子が育つ「テキトーかあさん」のすすめ』ほか多数。
オフィシャルサイト http://www.tateishi-mitsuko.com/blog/

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