ED薬に「意外な弱点」!? やってはいけない“危険な食べ合わせ”とは (3/4ページ)
ただし、室田院長によると、「ただちに命の危険があるようなものではないので、そこまで過敏になることはない」と言う。「酵素が分解できなくなるのは、かなり多量にグレープフルーツを食べたときでしょう。私は患者さんに“グレープフルーツはダメ”とまでは特に注意していませんが、ED薬を飲んだらなるべくグレープフルーツを食べないようにすれば十分だと思います」(前同)
フラノクマリン酸はグレープフルーツの外側の皮や果肉との間の白い薄皮の部分に最も多く、次いで果肉の部分にも含まれている。さすがに皮は食べないだろうが、果肉を大量に食べてED薬を飲むと血中の成分濃度が高くなり、血管が過度に拡張して血圧が低下することは考えられなくはない。場合によっては意識が朦朧(もうろう)としてくることもあるので、この状態で風呂に入ったりすると、そのまま湯船で溺死……なんてことにもなりかねないのだ。
行為の前には飲酒をしているケースも多いので、普段より判断力が鈍ることも考慮し、ED薬の服用時には、バーやスナックなどで出てきても、グレープフルーツ(ジュースも含む)は控えておいたほうが賢明だろう。なお、フラノクマリン酸はグレープフルーツ以外にもスウィーティ、ザボン、ブンタン、ダイダイなどにも含まれているが、必ずしもすべての柑橘類というわけではなく、逆にバレンシアオレンジ、レモン、カボス、温州ミカン、スイートオレンジなどにはほとんど含まれていない。
さて、先ほど「飲酒時の服用」についての疑問があったが、ED薬はアルコール類と一緒に飲むと、いかにも体に悪そうなイメージがある。しかし意外や意外、実際はそうでもないのだという。
「ED薬とアルコールとの併用自体は特に問題ありません。体への害はないと言えます。ただ、大量のアルコールはED薬の効果をなくしたりしますので注意が必要です」(同)
どうやら問題は、飲酒の量にあるようだ。適度のアルコールはリラックス作用もあり、ED薬にプラスに働くが、過度のアルコールは、ED薬の効果にブレーキをかけてしまい、薬の効果が弱くなったり、なくなったりする。また、大量のアルコールは機能不全を起こす原因にもなる。EDでなくとも飲み過ぎた際に経験のある人も多いはず。