旅行のプロが教える、台湾の絶対行くべきおすすめ観光スポット20選!

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日本人に人気の旅行先の一つが「台湾」です。日本から飛行機で約3時間と近く、街並みや文化も日本に近いこと、また食べ物がおいしいことも人気の要因です。今回は、旅行代理店の元スタッフに聞いた、台湾の絶対行くべきおすすめ観光スポットを紹介します。

■台北市内でも回りきれないほどのスポットがある!

●『台北101』(台北市)

まずは台湾のシンボルともいうべき『台北101』です。これは外すわけにはいきません。高さ509.2メートル。89階と91階に展望室があり、91階は屋外展望台となっています。この高さから見渡す景色は絶景の一言。夜間のライトアップや新年の花火も壮大で、見ものです。また、タワー内には小籠包で有名な『鼎泰豊』(ディンタイフォン)もあるので、タワー見学のついでにここでご飯、というのもおすすめです。

●『士林夜市』(台北市)

台湾の名物といえば「夜市」です。その代表といえるのが士林区で行われている「士林夜市」です。剣潭駅から歩いて10分くらいの場所にあり、多くの店舗や屋台が立ち並んでいます。台湾でも屈指の人気スポットなので、観光客だけでなく、地元の人も数多く訪れます。その活気は平日でも変わりません。食べ歩きだけでなく、所々に美しい装飾のお寺もあったりするので、飽きずに回れます。歩き疲れたら足ツボのお店でリフレッシュして、また夜市に繰り出すのもいいでしょう。

●『饒河街観光夜市』(台北市)

「士林夜市」と並ぶ「2大夜市」といわれているのが、台北市の中心部・松山区の「饒河街観光夜市」です。この夜市の特徴は、数百メートルも続く長い一本道。この一本道の両サイドと真ん中にお店が並んでいます。屋台で軽食を買って食べたり、雑貨の店舗でお土産を買ったりしましょう。また、一本道ですが、通路は左右に分かれているので、最初は右側を通って奥まで進み、折り返しは反対のルートで戻ってくるなどするのもいいですね。

●『寧夏観光夜市』(台北市)

もう一つ、台北市でおすすめの夜市が「寧夏観光夜市」です。地下鉄の中山駅から歩いて10分ほどに位置するこの夜市は、先の2つと比べると小規模。観光客よりも地元民の方が多く、日本の縁日のような雰囲気です。寧夏観光夜市の特徴は、食べ物のお店が多いこと。そのためグルメ夜市などとも呼ばれています。カキのオムレツや台湾ソーセージや魯肉飯、さらには愛玉ゼリーなどデザートも充実。ぜひ台湾グルメを堪能しましょう。

●『迪化街』(台北市)

100年以上の歴史を持つ台湾で最古の問屋街です。台北市の西側に位置し、乾物や高級中華食材、また日用雑貨などの専門店が並びます。地元の業者だけでなく、お土産物を探す観光客でもにぎわっており、日本でいうところの、「アメヤ横丁」のような雰囲気です。お土産物の購入だけでなく、問屋街らしく安くておいしい飲食店も多くあります。また、その辺一帯のレトロな建造物も一見の価値アリですよ。

●『明月湯包』(台北市)

台湾グルメといえば、まず思い浮かべるのが小籠包でしょう。有名な『鼎泰豊』以外にも、おいしい小籠包のお店が数多くあり、中でも人気が高いのが『明月湯包』です。『明月湯包』の小籠包はやや大ぶりで肉汁がたっぷり。あっさりで食べやすい小籠包のお店が多いのですが、ここはがっしりとしたパンチ力のある味です。他にも羽根付きのギョーザや炒め物もおいしいと評判。お店は通化街という場所にあり、駅からは少し距離があるのでタクシーを使うといいでしょう。

●『金峰魯肉飯』(台北市)

台湾のもう一つの人気グルメが、軟らかく煮込んだお肉をご飯の上に載せた「魯肉飯」。中正紀念堂近くにある『金峰魯肉飯』は、その魯肉飯の人気店です。イートインとテイクアウトの両方が可能ですが、やはりどっしり腰を落ち着かせて食べるのがいいでしょう。注文は、メニュー一覧が書かれている紙にオーダー数を書き込んで渡す方式なので、実に簡単。名物の魯肉飯は、トロトロお肉が最高です。香辛料のクセも強くないので、日本人でも食べやすい味付けです。

●『猫空』(台北市)

「猫空」は、台北市の文山区にある山の斜面にお茶畑が広がる地域。山の麓からはロープウエーが出ており、これに乗ってお茶畑のある山頂付近まで上ります。このロープウエーの中には「床の一部が透明になっている」というスリリングなキャビンもあり、これが人気です。山の中腹には動物園や「指南宮」という歴史ある建造物もあり、途中下車するのもいいですね。山頂の「猫空」には、遊歩道や台北を一望できるお茶屋などがあります。一日楽しみたい人におすすめです。

●『陽明山』(台北市)

台北市の北東に位置するのが「陽明山」。台湾で3番目に認定された国家公園で、人気の景勝地の一つです。ここは自然の草花を楽しめるハイキングだけでなく、山道に沿って立ち並ぶカフェなどのグルメも注目のスポット。他にも、陽明山は温泉地としても有名。いくつも温泉施設が点在しており、中でも『国際大旅館』は安心して楽しめると評判だそうです。台湾はこうした温泉施設も人気なので、旅の疲れを癒やすのもいいですね。

●『龍山寺』(台北市)

台北市の西側にある「龍山寺」。創建から270年以上と、非常に古い歴史を持つお寺です。台湾でも屈指のパワースポットとして人気があり、国内外から多くの人が参拝に訪れます。ご利益があるだけでなく、建物も歴史ある貴重なもの。注目はカラフルかつ細部まで作り込まれた装飾です。その見事さはただただ感嘆するばかり。また、龍山寺のある萬華地区は、台湾の下町の雰囲気が楽しめるスポット。散策してみるのもいいでしょう。

●『關渡宮』(台北市)

「關渡宮」は台北市の北部・關渡駅近くにあるお寺です。1661年に建立され、1897年に現在の場所に移されました。ここは金運アップや商売繁盛のご利益があると有名で、休日になると各地から多くの参拝客が押し寄せます。また、ご利益だけでなく、鮮やかで美しい建物も見ものです。淡水河の近くにあるため、眺望や周辺の景色が素晴らしいのも特徴です。

●『国立故宮博物院』(台北市)

台湾を訪れたら、一度は行くべきなのが「国立故宮博物院」でしょう。歴史ある貴重な美術品が多く展示されており、世界4大博物館の一つとも呼ばれています。展示品の中で、ぜひ見てもらいたいのは、やはり有名な「翠玉白菜」でしょう。これはヒスイを本物のハクサイそっくりに削ったもので、彫刻技術や色合いが素晴らしい逸品。「よくこんなものが作れるものだ」と感心してしまいます。他にも豚肉の角煮そっくりの「肉形石」も、見ておきたい展示物です。

●『台北市立動物園』(台北市)

台北市の南側・文山区にあるのが「台北市立動物園」です。日本が統治していた1914年に開園した、台湾で一番古い歴史を持つ動物園です。とにかく敷地面積が広く、なんとアジアで一番広いといわれているそうです。そのため、展示も多岐にわたり、とても一日では回りきれません。動物園というより、自然の中を散策しながら動物を見る、サファリパークに近い感覚を味わえます。

●『象山自然歩道』(台北市)

台北市内を一望する夜景を見るなら、「象山自然歩道」がおすすめです。象山は台北市北部にある山。ここから台北市を一望することができます。目の前に台北101があり、非常に美しい夜景です。登山口は複数あり、それぞれ頂上までの時間が違います。一番分かりやすいのは、象山駅から10分ほどの場所にある登山口から登るルート。ただこのルートは坂道が急なので、たっぷり1時間は山頂までかかると思った方がいいでしょう。

●『日月潭』(南投県魚池郷)

台湾で非常に人気の高い景勝地が、台湾中部の南投県にある「日月潭」です。ダム湖を除くと台湾で一番大きな湖で、台湾3大観光地とも評されています。日月潭の水は美しい深緑色ですが、日差しの当たり具合で水面の色がガラッと変わります。見る時間帯によっては、深い青色になったりします。この景色が幻想的で美しいのです。他にも遊覧船や周辺のサイクリングなども楽しめます。

●『九份』(新北市)

「九份」は、新北市の東側にある町です。日本統治時代のレトロな街並みがそのまま残っており、日が暮れるとちょうちんでライトアップされ、実に幻想的な風景になります。また、その街並みが『千と千尋の神隠し』に登場した景色に似ているとして、日本人にも人気です。ここにある『阿妹茶酒館』は台湾グルメを楽しめるだけでなく、九份の街並みを一望できるとして人気です。

●『淡水』(新北市)

「台湾のベニス」と呼ばれる、人気の景勝地が「淡水」です。台北市の北側、市の中心地から電車で40分ほどの場所にあります。駅を出ると、淡水河に沿う遊歩道と商店街へ続く道の2つがありますが、まずはのんびりと遊歩道を進むのがおすすめです。名物の「長いソフトクリーム」を屋台で買って、食べながら歩くのもいいですね。遊歩道をのんびり30-40分ほど歩くと、淡水河浜公園に出るので、そこからお店が数多く並ぶ中正路⇒公明街のルートで戻ってくるといいでしょう。

●『野柳風景特定区』(新北市)

「野柳風景特定区」は、台湾の北端に位置する新北市にある景勝地。風や波によって浸食されたさまざまな形の奇岩が立ち並ぶ、不思議な雰囲気のスポットです。奇岩は、まるで貴族の女性の頭のような形の「女王頭」や、象の形をした「石象頭」などさまざまあります。淡水駅からバスで行くことができるので、淡水を楽しんでから向かったりするといいですね。

●『蓮池潭』(高雄市)

台湾南部の大都市・高雄のパワースポットといえば、「蓮池潭」でしょう。蓮池潭には龍虎塔という2つの塔が建てられており、それぞれの入り口が龍と虎の口になっています。この龍の口から入り、虎の口から出ることで、「自分のこれまでの悪い行いが清められる」のだそうです。また、塔の頂上からの景色も素晴らしく、こちらも注目です。

●『三仙台』(台東市)

台湾の南東部にある台東市には、「三仙台」と呼ばれる観光名所があります。ここは巨大な3つの岩が立ち並ぶ離れ小島。この巨大な岩は、かつてこの地にいた3人の仙人の痕跡とされているため、三仙台という名前なんだそうです。巨大な岩だけでなく、島と陸地をつなぐ「龍橋」という太鼓橋も注目です。この龍橋を含む一帯の景色は、まるでおとぎ話の世界のようです。

台湾のおすすめスポットを紹介しました。皆さんが訪れることの多い台北市を中心にご紹介しましたが、いかがだったでしょうか。他にも台湾にはまだまだ紹介しきれないほどのスポットがあります。最近では日帰りの弾丸ツアーも人気だそうですので、週末に行ってみるのもいいですね!

(中田ボンベ@dcp)

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