【相模原19人刺殺】 精神科医が考察する、植松容疑者の人物像とは? (2/2ページ)
【薬物性精神病性障害】
中枢神経系に作用する薬物の使用により幻覚や妄想、錯乱などのさまざまな症状を呈するものをいいます。
【大麻精神病】
大麻、つまりマリファナを使用することによって起きる精神病と言われていますが、必ずしも定義は明らかでなく、大麻によって起こったものか、大麻使用者がほかの精神疾患を発症したものかはっきりしないともいわれています。
【非社会性パーソナリティー障害】
反社会性パーソナリティー障害とも呼ばれ、法律など社会のルールを重んじたり、他者の気持ちや立場に配慮するということができず、他人に対して不誠実でうそや暴力に頼りやすい傾向が強いパーソナリティー障害を言います。 植松容疑者は過去に措置入院していたと報道されていますが、措置入院とは何ですか? 措置入院とは、本人の意思にかかわりなく行われる強制入院の一つの形で、精神保健指定医2名がそれぞれ診察し、措置入院を要すると一致した意見を必要とします。
措置入院の適応となるのは、精神障害があり、かつ医療及び保護のために入院をさせなければ自身を傷つけたり他人に害を及ぼしたりする恐れがある患者さんです。 精神保健指定医とはどういうお仕事ですか? 精神保健指定医とは、法律に定められた医師の国家資格であります。
精神医療や法制度を深く理解し、精神医療の現場においてやむを得ない場合に法律に基づいて患者の意思に反して入院を強制したり、隔離や身体拘束を行うために必要な資格です。 近年の凶悪事件と、精神疾患の関係に総括をお願いします。 ここ数年の凶悪事件では、精神科への通院歴や入院歴があったという容疑者も目立ちます。
もちろん、病気の内容など一人ひとりによって異なりますが、 精神障害のある方の人権を守り、同時に社会の安全を維持するような制度の確立が望まれますね。
(監修:Doctors Me 医師)