毎月2000円もお金の無駄!マルチビタミンは妊婦に不要と判明 (2/2ページ)

Suzie(スージー)

ビタミンD はきのこなどの食品に含まれるほか、紫外線に当たると皮膚内で生成されます。

カルシウムの吸収を促進したり、骨の維持するためには欠かせない栄養素で、不足するとくる病(骨の石灰化が障害される病気)など骨格の問題を引き起こします。

ビタミンDのサプリメントの効果は葉酸ほど明確ではないものの、1日に10マイクログラム摂取することが妊娠期間中や授乳期に推奨されます。

特に悪天候が多い地域(紫外線を浴びる機会が少ない地域)に住む人や、肌の色が濃い人、はビタミンDのサプリメントがより有効となるでしょう。

■マルチビタミンのサプリメントはお金の無駄!

この調査では、葉酸とビタミンD以外、マルチビタミンなど複数の栄養素が入ったサプリメントを摂取しても、妊婦や赤ちゃんにとってメリットがあるとはいえないと結論づけています。

マルチビタミンを毎月購入すると1ヶ月あたり15ポンド(約2,000円)の費用がかかりますが、これはおそらく「無駄な出費」であるとさえいうのです。

この調査ではさらに、「妊婦は、“赤ちゃんのために”というメッセージがあると、高額なものでもつい購入してしまうので注意が必要」と警告しています。

妊娠中は、赤ちゃんが元気に育ってほしいと思うあまり、いろいろな情報に左右されてしまうもの。サプリメントも「妊婦にはこれが必要」などと書かれていると、つい手を出したくなってしまいます。

しかし、ちゃんと食事ができていれば栄養は十分。つわりであまり食べられないときでも、ママに蓄えられた栄養で赤ちゃんは育つといわれています。

サプリメントの「無駄な出費」のかわりに、栄養のあるものをしっかり食べる方が気持ちもスッキリするのではないでしょうか。

(文/平野鞠)

【参考】

Are vitamin supplements for pregnant women a waste of money?-Medical News Today

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