リーダー初でも成功するには?部下が求める3つの力を高めるべし (1/2ページ)
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こんにちは。接客コンサルタントの樋口智香子です。
周囲から愛され信頼される、魅力的なビジネスパーソンを育成する人材教育をしています。
これまで一般社員だった人がリーダーになった場合、すぐにはリーダーとしての役割をうまく勤められないとよくいわれています。
習慣化した仕事の仕方をなかなか変えられないこと、さらに、初めて持つ部下とのコミュニケーション方法に迷うことが原因のようです。
リーダーは、部下からどんなスキルが求められているのか?
オウチーノ総研が20~59歳の男女851人に「リーダーに必要な力はなんだと思いますか?」と質問したところ、43.0%の人が「行動力・決断力」と回答し、37.0%の人が「コミュニケーション能力」と回答しています。
つまり、リーダーに求められているスキルの8割は、「行動力」「決断力」「コミュニケーション力」という3本柱で占められているのです。
それでは、初めてリーダーになった人が、この3つの力を高めていくにはどうしたらよいのでしょうか? 以下から、それぞれの力ごとのアドバイスをお伝えします。
■1:「行動力」:自分が率先して動くことではない
行動面ではまず、「部下に仕事を任せること」を心がけてください。「行動力」とは必ずしも、自ら率先して動くことではないのです。
リーダー職に就くほどの人は、職務遂行力が高く、質のよい仕事を、人より早く進めることができるでしょう。そのため、つい「自分がやったほうが早い」と、なんでも自分でしてしまいがち。しかし、それでは部下が育ちません。
リーダーに求められる行動とは、やるべき仕事を、誰にどのように振り分けるかを判断し、適切な指示を出し、部下がうまく仕事を進められるように助言・サポートをすることです。
自らがプレーヤーになるのではなく、チームがうまく動くよう、統制をとること。ここに行動の照準を合わせてください。
■2:「決断力」:はっきりとした行動基準を持つ
リーダーの決断力の有無は、不測の事態の際、顕著に表れます。