これは生物かロボットか。ハーバード大学が作り出した人工のエイ (2/2ページ)
ヒレが動く仕組みは、光に反応して筋肉が収縮するとヒレが下に動き、弛緩すると金属が形状を維持しようとする力でヒレが上に戻るというものだ。
この筋肉細胞をエイのヒレの筋肉と同じ様に放射状に配置し、細胞が時間差で収縮することでヒレが波打つように動く。
この人工エイの筋肉は、光の周波数によって収縮速度が変わるため、左右のヒレに異なる周波数の光を当てると、曲がりながら泳ぐようにコントロールできる。
■ 人工エイの開発で目指すものとは
研究チームがこの人工エイを作るのに3年ほどかかっているが、今では1週間もあれば作れるようになっている。
このような生きた細胞組織を利用した機械やロボットの研究は、現在急速に活発化しているという。
そのような研究が何に役立てられようとしているのかというと、例えば今回紹介したこ人工エイの開発から得られた知見は、人工臓器の開発に活かせるとされている。
あるいは生体組織と電子機器を合体させたハイブリットなロボットの開発にも繋がりそうだ。
将来、目の前で動いている何らかの装置が、実は生物の筋肉で動いているとしたら、何やら気味が悪いが、医学の分野などでは、新たな治療方法へのブレークスルーをもたらすのかもしれない。
【参考】
Robotic stingray powered by light-activated muscle cells | Science | AAAS
This robo-stingray made from rat heart cells is controlled by light | WIRED UK