ファンへの熱い思い、そして手に汗握るレースの魅力……トップドライバー野尻智紀さんに直撃インタビュー【前編】 (3/4ページ)
一度レースが始まってしまうと、なかなかクルマ同士が近づけないし、ドライバーの表情も見えませんが、『どうやってコンマ1秒近づくか、相手にプレッシャーをかけるか、ミスを誘えるか』というのを常にドライバーは考えています。
その中でブレーキングも1メートル、いえ、1センチ単位で、あの速度の中でもブレーキを細かく操作して、いろんなことをやっています。その中で少しずつ差を縮めていき、抜くのが非常に難しいからこそ、抜いたときの盛り上がりというのがフォーミュラの面白さ。そこを見逃さないでほしいです。
正直、フォーミュラのレースの方が、お客さん目線では気が抜けないはず。一瞬でも見ていなかったりすると、順位が変わったり、状況が一変していることもありますからね。
――本当に、今日は観戦中にトイレも行けなかったです(笑)。ここでたとえ1分でも見逃したら、どうなってしまうのだろうって。
そうですよね(笑)。そこがフォーミュラレースの面白さなんです!
――ありがとうございました。後編は、野尻さんの幼少期や愛車など、プライベートについて詳しくお話をお聞きします!
【野尻智紀・プロフィール】
1989年9月15日生まれ(26歳)茨城県出身 身長163㎝ 体重53㎏ 血液型B型
5歳でカートを始め、中学生で全日本ジュニアカート選手権3位、高校生で全日本カート選手権FAクラスのチャンピオンに輝く。2007年、モータースポーツの本場ヨーロッパへと拠点を移し、イタリアンオープンマスターズ、ヨーロッパ選手権、世界選手権、ワールドカップに参戦。2008年に「鈴鹿サーキットレーシングスクール・フォーミュラ」を主席で卒業し、翌年にホンダの育成ドライバーとしてフォーミュラカーデビューを果たす。その後、フォーミュラチャレンジジャパン、全日本F3選手権を経験。2014年より「スーパーフォーミュラ」に参戦し、第6戦スポーツランドSUGOで初優勝を飾る。同年には「スーパーGT」のGT300クラスでも活躍し、2015年にはGT500クラスへとステップアップ。