くるりんぱ、逆りんぱでアップに。美容師が教える、自分で簡単にできる「浴衣ヘアアレンジ」
祭りや花火大会に浴衣で出かける機会には、髪型もひと工夫してオシャレしたいものです。そこで、浴衣に合うヘアスタイルを自分でアレンジする方法について、ヘアメイクサロン・MINT(ミント・東京都渋谷区)のオーナーで美容師の東野見咲さんに尋ねました。
■さっと束ねてくるっと回してぱっと毛先を遊ばせる浴衣を着たときの髪型について、 「まとめてすっきりさせると涼しい印象になります。また和装では、髪が襟元にかからないのがマナーと言われるので、見た目も浴衣にマッチするでしょう」と東野さん。
自分でアップスタイルにするのは難しいイメージがありますが、東野さんは次のように話します。
「肩に髪がつくくらいの長さがあれば、『くるりんぱ』や『逆りんぱ』と呼ぶ方法を使うと、簡単にまとめることができます。『まとめた髪を持ち上げて巻く』と、おくれ毛ができにくく、華やかでひと工夫が感じられるアップスタイルに仕上げられます。
どちらもアレンジのバリエーションが豊富なので、髪の長さやスタイルに合わせて楽しむことができます」
さっそく、「くるりんぱ」と「逆りんぱ」の手順を東野さんに教えてもらいましょう。
<くるりんぱの手順>頭の低めの位置でアップをするときに向いています。
(1)髪を耳の高さあたりで一つにまとめて、細いヘアゴムできつめにくくる。
(2)(1)のヘアゴムの結び目のすぐ上に、ひとさし指となか指を通して左右に開き、毛先を通す「すき間」をつくる。
(3)結び目を持ち上げてくるりと上に返し、(2)でできた「すき間」に結び目を押し入れ、毛先を上から下へと通す。
(4)(3)で「すき間」に通して下に出た毛先を半分に分け、それぞれ左右に引っ張り、(2)の「すき間」を引き締める。
<逆りんぱの手順>上の「くるりんぱ」の応用で、毛を引き出す方向を、逆に、下から上に通す方法です。頭の高めの位置でアップをするときに適しています。「逆りんぱ」の方がうなじがすっきりして見えるでしょう。
(1)~(2)「くるりんぱ」と同じ手順。
(3)(2)でできた「すき間」に、毛先を内から外に向かって通す。
(4)(3)で「すき間」に通して出てきた毛先を半分に分け、それぞれ左右に引っ張って、(2)の「すき間」を引き締める。
<くるりんぱ、逆りんぱからアップスタイルにする手順>どちらも(4)の手順の後に、毛先を三つ編みにし、毛先を通した(2)の結び目を覆うように、くるくると巻きつけてヘアピンで留めれば完成。
三つ編みが苦手な場合は、毛先を手のひらの長さくらいを残してねじってから、結び目に巻きつけてピンで留めてもいいでしょう。
<くるりんぱ、逆りんぱのアレンジ法>(1)ダブル、トリプル「くるりんぱ」
髪の長さに応じて、2つ、3つ……とくるりんぱを繰り返します。すっきりと束ねることができて、上品な印象を与えます。
(2)ハーフアップ「くるりんぱ」
ボブやセミショートでもできるアレンジです。表面の髪を半分ほど手にとって束ね、くるりんぱをします。キュートな印象になります。
(3)前髪「くるりんぱ」
前髪が眉より長ければ、ショートヘアでもできるアレンジ。前髪を左右どちらか一方へ流してヘアゴムでくくり、くるりんぱをします。毛先にヘアアクセサリーをつけると、雰囲気が一変するうえにハネが隠せます。
最後に東野さんは、ヘアアクセサリーのアレンジについて、次のアドバイスを加えます。
「浴衣の色や柄、雰囲気に合わせたバレッタやピンなどの飾りをつけてアレンジを楽しんでください。また、かんざしなど和風のアイテムを使うと、普段とは違う趣きを出すこともできるでしょう」
■まとめ自分でアップスタイルができるうえに、アレンジや髪飾りをプラスして印象を変えられるのもうれしいポイントです。ぜひお試しください。
岩田なつき/ユンブル、写真提供:東野見咲氏
取材協力・監修:東野見咲氏。美容師。ヘアメイクサロンMINT代表。 MINT 東京都渋谷区恵比寿南2-5-9 内藤ビル202 http://www.mint-tea.jp/