世界で一番背の高い国民はオランダ人(男性)とラトビア人(女性) (2/3ページ)

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 逆にこの100年でそれほど身長が伸びていない地域は南アジア(インド、パキスタン、バングラデシュ)とサブサハラアフリカだ。これらの地域では1~6cmほどしか伸びていない。事実、ウガンダやシエラレオネなど、サブサハラアフリカの一部では1970年代以来平均身長が低下すらしている。

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 こうした世界各地における身長の差異は遺伝的にも説明しうるが、研究者によればDNAは支配的な要因ではないとのことだ。

 論文著者の1人であるイギリス、インペリアル・カレッジ・ロンドンのマジド・エザッティ(Majid Ezzati)氏によれば、3分の1は遺伝子によって説明されるが、それだけでは経時的な変化を説明できないという。遺伝子の変化は身長のそれほど早くないし、地域的な差異も身長ほどではない。つまり経時的な変化と地域的の差異は、環境要因に大きく依存するということだ。すなわち医療、衛生、栄養の程度が主要な因子であり、妊娠中の母体の健康と栄養も重要だとエザッティ氏。

 また他の研究からは、高身長には良い面もあるが、悪い面もあることが明らかにされている。高身長の人は寿命が長く、心臓疾患のリスクも減少する傾向がある。一方で、結腸直腸がん、閉経後の乳がんや卵巣がんなど、特定のがんのリスクを上げるという証拠も示されている。仮説としては、成長因子が細胞の突然変異を促している可能性が指摘される。
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