不眠の原因は目にあり? 眼科医に聞いた眼精疲労の危険性 (2/2ページ)

Doctors Me



「眼精疲労とは、主に目の周辺筋肉の疲労が原因です。昔は一晩寝れば目の筋肉は回復していましたが、現代は発光体や電子機器に囲まれているため目の疲労度合いが激しく、一晩寝ただけでは回復できない人が増えています。

睡眠で目の疲れが取れなければ、眼精疲労はひどくなる一方。また、目の筋肉の緊張状態が続けば次第に自律神経が乱れ、うつや不眠の症状も出てきてしまいます」(森岡先生)

実際、眼精疲労の患者さんは不眠、軽いうつ、頭痛、肩こり、蓄積疲労など、さまざまな症状を訴えるそう。眼精疲労による不眠は30~50代に多く、「1日10時間以上パソコン作業をしている」という人は、多忙を理由に眼精疲労のケアも疎かになりがちなのだとか。

また、目の疲れが慢性化してしまうと、痛みに身体が麻痺してしまい、気づいたときには手遅れなんてことも…。「そうならないためにも、自分の眼精疲労レベルを把握することが大切」と森岡先生。そこで、自分の眼精疲労レベルを計るためのチェックポイントを教えていただきました。

「以下の3つの質問項目に回答してみてください。それぞれ2や3を選んだ数が多い人は、眼精疲労が深刻なレベルに来ている可能性大です。なるべく早めに眼科を受診しましょう」(森岡先生)

■眼精疲労レベルチェック質問項目

【Q1】1日のコンピューター使用時間は?
1.1~4時間くらい
2.5~9時間くらい
3.10時間以上

【Q2】まぶたや目の感覚は?
1.まぶたが重い感覚がある
2.目の奥の痛み、頭痛がある
3.まぶたにけいれんがある

【Q3】乾燥やまぶしさはありますか?
1.目の渇きやまぶしさを感じるようになった
2.目薬をしないとつらい
3.室内でもまぶしい

目の疲れは日常的に起こるため、「疲れているだけだろう」と軽視してしまいがちですが、それを無視していると眼精疲労の進行や、不眠の呼び水になってしまう可能性があります。そうならないためには、「アイマスクなどで強制的に光を遮断する時間をつくることが大切」と森岡先生。

IT化が進んだ現代社会において、目の疲れは避けられないものかもしれませんが、目の違和感にいち早く気づき、早めの対処や継続的なケアを心がけたいですね。


監修:森岡清史(吉祥寺森岡眼科院長・医学博士)
参考図書:目を温めると身体が自然によみがえる! 森岡清史著(サンクチュアリ出版)
「不眠の原因は目にあり? 眼科医に聞いた眼精疲労の危険性」のページです。デイリーニュースオンラインは、カルチャーなどの最新ニュースを毎日配信しています。
ページの先頭へ戻る