「将来のため」の無理強いは逆効果!アリより“キリギリス姿勢”がオススメな理由

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「将来のため」の無理強いは逆効果!アリより“キリギリス姿勢”がオススメな理由

有名なイソップ寓話の『アリとキリギリス』を知っていますか?

怠け者のキリギリスと、努力家のアリのお話です。でも、ちょっと見方を変えると子ども時代はアリではなく“キリギリスの姿勢”で過ごした方が幸せな未来につながることもあるんですよ。

そこで今日は、『1人でできる子になる テキトー母さん流 子育てのコツ』の著者の立石美津子が“キリギリスの姿勢”がオススメな理由についてお話します。

■「アリとキリギリス」のあらすじ

夏の間、アリたちは冬の食料を蓄えるために働き続け、キリギリスはバイオリンを弾き、歌を歌って過ごす。

やがて冬が来て、キリギリスは食べ物を探すが見つからない。

キリギリスは最後にアリたちに頼み、食べ物を分けてもらおうとするが

アリは「夏には歌っていたんだから、冬には踊ったらどうだい?」と食べ物を分けることを拒否し、

キリギリスは飢え死にした……という昔話です。

■「将来のため」と思いながら無理強いしている?習い事

「女の子なんだから将来のため、せめてピアノくらいは弾けるようにさせておきたい」

「私はピアノができなくて保育士の道を諦めた。娘には同じ思いをしてほしくない」こんな風に考えて親の意志で始めたピアノ教室。

でも、ピアノのレッスンを酷く嫌がる娘だったら、どんな思いでピアノに向かっているでしょう。毎日「ちゃんと練習しなさい」と親に怒鳴られて渋々、ピアノの蓋を開けます。

でも、こんなことを続けていると、たとえ弾けるようになったとしても将来「音楽を生活の一部として楽しむ」ようにはなれませんね。

体操教室も水泳教室も英語教室も文字の読み書き教室も同じです。「私はカナヅチ、泳げないのがコンプレックス。だから子どもには同じ思いをさせたくない」そう思って、子どもが拒否しているのに無理やりプールに通わせていると、ますます水が嫌いになってしまいます。

習い事を始めたとしても強制的にやらせるのではなく、本人が楽しんで取り組めるように上手に導きましょう。例えば上手に弾ける子のピアノの発表会に連れていったり、オリンピックの水泳選手の競技を見せて憧れの気持ちを持たせたり……それでこそ意欲も出て上達します。

「嫌がるからとすぐに辞めさせていると辞め癖が付いて“忍耐力”が付かなくなる」と心配する人もいますが、玩具を取られたり、食べたいおやつを食べられなかったり、我慢する体験は日常生活の中でたくさんありますよ。

■明るい将来のためには今、生きている瞬間が幸せであること

将来のための貯蓄をしたり、買いたい服も買わない、外食や旅行を控えてお金を貯めることは人生設計を立てる上でとても大切なことです。

けれども“心の貯蓄”はお金のようにはいかないのです。

小学校高学年以降になると、例えば「受験勉強のため遊びたいのを我慢する」などある程度の目的意識を持つことができますが、幼児はそういうわけにはいきません。

「将来のためなんだから今、辛くてもガマンしなさい」と日々、嫌なことをやらせると“生きていて楽しい”とは思えなくなります。

やりたいことを我慢し、そのため楽しいことを犠牲にするのは本末転倒です。

これでは毎日が幸せではないので明るい未来につながりませんんよね。

いかがでしたか。

ある程度の年齢の大人だって今「将来の夢は、目標はなんですか?」と聞かれたとき、疲れていたら、そして毎日が辛く不幸だったら将来に夢や希望なんて持てませんよね。子どもだって同じです。

将来の夢や目標達成のためには毎日、寝る前に「ああ、今日も楽しい1日だった」と思える“キリギリス的姿勢”をオススメします。

【参考・画像】

※ Voyagerix、Photographee.eu / Shutterstock

※ 『〈マンガとQ&Aで楽しくわかる〉1人でできる子になる 「テキトー母さん」流 子育てのコツ』

※ 『一人でできる子が育つ「テキトーかあさん」のすすめ』

【著者略歴】

※ 立石美津子・・・20年間学習塾を経営、現在は著者・講演家として活動。自閉症児の母。著書は『〈マンガとQ&Aで楽しくわかる〉1人でできる子になる 「テキトー母さん」流 子育てのコツ』『心と頭がすくすく育つ読み聞かせ』『「はずれ先生」にあたった時に読む本』『一人でできる子が育つ「テキトーかあさん」のすすめ』ほか多数。
オフィシャルサイト http://www.tateishi-mitsuko.com/blog/

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