人気研修講師が教える「学習定着の極意」 (2/3ページ)
また、本人も、研修を片手間で聞くという形になってしまいます。
――それでは身にならないですよね。潮田:どうしても緊急のトラブルで対応しなければならないこともありますが、基本的には自分で研修に集中できる環境づくりをするのも、自分のマネジメント能力の一つですね。
研修にかぎらず、自分が抜けても現場が回るようにしておくことって大切ですよね。
もし、研修でずっと抜けてしまう受講者がいる場合、私は研修会場の残りのグループメンバーに、抜けてしまった間にあったことを本人へ教えてもらうようにお願いをします。
受講生同士で教え合うということは、主体的な学びにつながります。実は他人に教えることは、非常に学習定着率が高いんですよ。きちんと理解していることが前提なので。
■良いセミナーってどんなセミナーですか? ――本書の中で「稼ぐことを目的にしてはいけない」と書かれています。ただ気になるのは人気講師となるとどのくらい儲けられるのかということなのですが、教えていただけますか?潮田:これは明確には言えないですね…(苦笑)。ただ、講師って経費があまりかからない、身一つあればできる仕事なんですね。セミナー会場まで行くときの交通費を自分で出す時もありますが、たいていの場合は支払われます。地方をまわる際にも宿泊費は出ます。
だから、パソコンソフトや勉強のための本、あとは自分でもセミナーを受けに行ったりするような経費はかかりますが、収入と比較すると経費の割合は少ないと思います。そういう意味では良い仕事なのかもしれません(笑)。

潮田:例えば新幹線での移動の際には、自腹でグリーン車のチケットを購入して乗ったり、宿泊するホテルも自分で色をつけて少し高級なホテルに宿泊するなどしています。