リオ五輪で「大暴れ」の金正恩側近に「いずれ粛清」のウワサ (2/2ページ)
「極太ズボン」で叱られる
崔氏はこうした環境の中、まさにやりたい放題だったわけだ。
リオ五輪においても、「アホボン」育ちらしい狭隘(きょうあい)な横顔を見せている。今大会で、北朝鮮の金メダル最有力候補だった重量挙げ男子56キロ級のオム・ユンチョルは、中国のライバルに敗れ銀メダルに終わった。
すると、オムが登場するたびにスタンドから拍手を送っていた崔氏は、彼の優勝が消えた瞬間、席を蹴るようにして立ち上がり、表彰式も見ないまま会場を後にしたというのだ。
オムはロンドン五輪で金メダルを獲得し、世界選手権を3連覇した国民的英雄である。失意の英雄の肩でも抱いて労をねぎらい、後進の選手らにやる気を起こさせるのが、代表団長の務めではないのか。
金正恩党委員長はとんでもない暴君だが、このような振る舞いを良しとするほど単細胞ではないと思われる。実際、崔氏に対しては、自分の「極太ズボン」を真似ただけで叱り飛ばしたり、散髪している姿を指さして大笑いしたりと、軽んじているかのような態度をたびたび見せている。
韓国の北朝鮮ウォッチャーの中にはそんな様子を見ながら、「金正恩氏は、いずれ恐怖政治を強調するため、いつでも処刑できるよう崔氏を近くに置いているとしか思えない」などという人もいる。
正恩氏は、祖父や父ほどには抗日パルチザン人脈を重視していない。崔氏は早く、そのことに気づいた方が身のためだろう。