産後も痛いことが待っている!? 「後陣痛」に授乳が関係している理由とは (2/2ページ)

It Mama

ちなみに母子手帳に記載されている“分娩所要時間”とは、陣痛が10分間隔で規則的に始まってから、胎盤が全て出きったところまでの時間をいいます。

さて、直径20cmもの胎盤がごそっと子宮の壁から剥がれたところを想像してみてください。

その部分がまるごと“傷”になっています。ただでさえ、血管も豊富で血液がたくさんやりとりされていた場所なので、そこからの出血が多いのは容易に予測が付きますね。

その出血を止めるために傷を小さくしようと、子宮はぐんぐん縮んでいきます。それが“後陣痛”です。

子宮が縮まないと出血が多くなり、大変なことになってしまいます。そのため、「後陣痛は“良い痛み”」だと言われているのです。

■「授乳」で痛みが強くなる?

赤ちゃんがおっぱいを吸うと、“オキシトシン”が分泌されます。

オキシトシンには子宮を収縮させる作用がありますから、授乳により後陣痛が強く出ることもあります。

あまりにもつらい場合は、一旦授乳をお休みすることもあります。

後陣痛は子宮がきちんと縮まってくれれば必ずおさまるものですから、たとえお休みしたとしても、あまり気にしないようにしましょう。

短期間のことですし、よくなったらたくさん母乳を吸わせてあげれば良いのです。

■我慢しないで、痛み止めを飲んでも大丈夫

一般的には、痛み止めが処方されます。病院で処方される薬ですから、母乳には影響はありません。

“痛み”は最も強くストレスを感じる原因になります。産後は疲労や寝不足、そして痛みでお母さんの身体はヘトヘトになっていますから、ガマンせずに薬を飲みましょう。

また、湯たんぽなどを利用して、腰やお腹をあたためるのも効果的です。

いかがでしたか?

何も知らずに出産に臨むより、その後の自分の身体の変化を知っておけば、どう対処すべきかが分かって安心です。ほとんどの場合、後陣痛は出産後数日で治まっていきます。

産後、自宅に帰ってからも長期間痛みが続く場合は他に原因があることも考えられますから、必ず医師に相談しましょう。

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※ SunKids、Sofia Andreevna / Shutterstock

【著者略歴】

※ 城所眞紀子・・・社団法人 Newborn Family サポート協会代表理事/母子の心身の健康に関わる専門職でチームを組み、現在は主に産前産後の自宅訪問によるサポート活動をおこなっている。助産師・2児の母。

HP:http://familiko.jp

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