過労死で賠償金1億円以上!元社員に高額な慰謝料を支払った事例 (2/3ページ)
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慰謝料
人の悪口は一切いわない」と評価されており、会社から将来を期待されていたそうです。
高く評価されていた一方で、職場では朝9時から休憩を挟んで翌朝まで働いていたり、休日出勤も日常になっていたりするなど長時間労働を強いられていたとのこと。
会社が把握している男性の時間外労働時間は、毎月ほぼ30~40時間程度。亡くなる前月は、実際には162時間16分だったのにも関わらず、会社の記録では35時間15分となっていました。
(3)世界遺産・仁和寺内の食堂・・・4,250万円
京都にある世界遺産・仁和寺内にある食堂で働いていた元料理長の男性が、長時間労働で抑うつ神経症を発症したとして裁判を起こし、寺側は慰謝料など4,250万円の支払いを命じられました。
判決によると、男性は2004年から食堂に勤務し、2005年からは料理長として働いていました。11年以降、時間外労働が月140時間を超えるのが常態化し、酷い月では約240時間に及びました。
また、11年には349日間も連続で勤務し、年間で356日出勤。休日は9日しかありません。この翌年の2012年に男性は抑うつ神経症を発症し休業していました。
お寺、しかも世界遺産で起きたこの事件にショックを受けた方も多かったことでしょう。観光地である京都のイメージを崩しかねない事件です。
(4)アデランス・・・1,300万円
かつら業界大手のアデランスは、元従業員の女性から、男性上司からセクハラを受けて心的外傷後ストレス障害(PTSD)となり、退職せざるを得なかったとして損害賠償を求められました。
この事件も和解が成立し、アデランスは1,300万円の和解金を支払いました。
男性上司が、無理やりキスをしようとしたり、体に触ったりするなどのセクハラ行為をしたというもの。
女性は警察に被害届を提出しましたが、会社の幹部から制止されてしまいます。その後、精神的に不安定になって会社を休職するようになり、PTSDと診断されて退職しました。
この事件では和解金の半額を、セクハラをした男性が支払いました。当然だと感じるかもしれませんが、司法の世界では特徴的な判例とされています。