オーバーな表現のしすぎはNG!「絵本の読み聞かせ」でママが取り入れたいコツ
絵本の読み聞かせは、「抑揚”を付けないで棒読みにするとつまらなくなるし、かといって舞台女優のような資質もないし」。
それから「作家の意図を正確に伝える。行間から言わんとしていることを感じさせる。そのために淡々と読まなくてはいけない」と聞いたこともあるし、一体どうしたらいいのでしょう。
そこで今日は、『一人でできる子になる テキトー母さん流 子育てのコツ』の著者の立石美津子が絵本の読み聞かせの“声色について”についてお話します。
■棒読みすると必ず飽きるまだ、生まれて数年しか経過していない人生経験が短い子ども相手です。
文章に書かれた言葉の意味など、すべてわかりません。だから、淡々と棒読みすると左耳から右耳へ言葉がすり抜けてしまいます。
また、子どもは母国語をマスターしている最中です。普段の生活の中では聞き慣れない難しい言葉などは絵本を通して表現がついてはじめて理解できます。
「突然、川から鬼がぶっくりと顔を出しました(『大工と鬼六』)」の時は「突然」の顔をして。「びっくりして覗いてみると」ではびっくり仰天した顔で。「シクシク泣きました」の場面では悲しそうな顔で読み聞かせましょう。
女優のように上手に表現ができなくても、顔つきや表情を変えて声を出すと、それらしい表現がつくから不思議です。やってみてくださいね。
それに感情を込めて読んでもらって初めて、絵本の世界を通して、子どもは自分では実際経験できない悲しさ、怖さ、嬉しさを“疑似体験”できますよ。
■オーバーにしすぎるのもよくないかといって身体中を使って極端にオーバーな表現をつけてしまうと、ママに見とれてしまい話が全く入ってこなくなります。
文章の内容よりもママの行動や顔付に気を取られている状態ですね。
更に読み手の独自のアクションが強すぎると、“豊かな想像力”を膨らますことができなくなる危険があります。適度な表現力がポイントです。
■ちょうどよい表現力って?『ジャックと豆の木』でジャックが大男に追いかけられている場面では、スピードを速く焦ったように読みましょう。
また、主人公が落ち込んで泣いている場面ではゆっくりとスピードを落とし、声のトーンやボリュームを下げて読みましょう。
そして、最後のハッピーエンドのページ。「それからずっと幸せに過ごしました。」「またのどかな日々が戻ってきました」は落ち着いて、口角をあげて読むとそれらしい表現が付きます。
また、場面ががらりと変わる場合は前のページの余韻を味わわせるために5~10秒くらい間をあけるのも技の1つです。場面場面にあった声の大きさ、スピード、間を入れましょう。
いかがでしたか。
子どもは擬音語、擬態語が大好きです。“ガタンゴトン”、“ぽとぽと”、“ピューピュー”、“ガシャン”などは思い切り声に出してみましょう。
また、歌の部分は鼻歌交じりに歌ってみましょう。表現力がいまひとつのママも、これくらいだったらできそうじゃあありませんか?
【参考・画像】
※ Christin Lola / Shutterstock
※ 『〈マンガとQ&Aで楽しくわかる〉1人でできる子になる 「テキトー母さん」流 子育てのコツ』
※ 『一人でできる子が育つ「テキトーかあさん」のすすめ』
【著者略歴】
※ 立石美津子・・・20年間学習塾を経営、現在は著者・講演家として活動。自閉症児の母。著書は『〈マンガとQ&Aで楽しくわかる〉1人でできる子になる 「テキトー母さん」流 子育てのコツ』『心と頭がすくすく育つ読み聞かせ』『「はずれ先生」にあたった時に読む本』『一人でできる子が育つ「テキトーかあさん」のすすめ』ほか多数。
オフィシャルサイト http://www.tateishi-mitsuko.com/blog/