友成那智 メジャーリーグ侍「007」 メジャーリーガー「前田健太」−−六つの謎 (2/3ページ)
(4)「新人王」になれるか?
マエケンは球団と、新人王に選出されると5万ドル(520万円)のボーナスが出る契約を結んでいるが、選出される可能性は極めて低い。
ナ・リーグは今季、いつにないルーキーの当たり年。新人王争いはオールスターにも出場したドジャースのシーガー弟とカージナルスのアレドミス・ディアズの大型遊撃手同士の一騎打ちの様相を呈している。
投手はマエケン、マッツ(メッツ)、デイヴィース(ブリュワーズ)、グレイ(ロッキーズ)が横一線で並んでいるが、シーガー、ディアズの2人には歯が立たない。
ただマエケンがシーズン終盤に踏ん張り、防御率を2.80くらいまで戻せば、新人王選考の最終候補(3人)に入る可能性が出てくる。
(5)ポストシーズンで活躍する可能性は?
大いにある。今季ドジャースは前半、得点力不足で勝ち星が伸びず、ライバルのジャイアンツに前半終了時点で6.5ゲーム差をつけられていた。しかも、6月下旬に大エースのカーショウが肩痛で戦列を離れたため、ジ軍が独走態勢に入ると思われた。
ところが、ジ軍がシーズン後半に入ってよもやの失速。ゲーム差は8月3日現在1.5ゲームに縮まり、ド軍にも地区優勝する可能性が5割くらい出てきた。今後カーショウが復帰すれば、ド軍に一気に流れが傾くかもしれない。
ポストシーズンでは、先発投手を3人で回すので、4、5番手はリリーフに回る。マエケンは現在1番手扱い。カーショウが復帰しても2番手に下がるだけなので、先発で起用され、活躍する余地は大いにある。
(6)2016年度の総支給額
マエケンの年俸は基本給が300万ドルで、出来高が1015万ドルを上限に設定されている。このまま故障なくシーズンを終えると、マエケンは先発試合が30、投球イニングは190回前後になると思われる。
契約内容を見ると出来高は先発試合数と投球イニング数の2本立てになっていて、イニング数は90イニングから190イニングまで10イニング増えるごとに25万ドルが加算される。190イニング投げれば、出来高は275万ドルになる。
先発試合の方の出来高は15試合で100万ドル、20試合で200万ドル。