【高校野球】ノーガード戦法!岩手・盛岡大付が見せた“わんこそば打線” (2/2ページ)

デイリーニュースオンライン

■最終回に怒涛の反撃を見せるも……

【盛岡大付 9対11 鳴門(徳島)】

 初回に先手を取りながら逆転を許すという、初戦の九州国際大付戦と似た展開。ただ何度も劣勢をはねのけてきた盛岡大付ナインだけに、筆者としては「何かやってくれるだろう」という期待感があった。

 予想通りに同点に追いついた時は「行ける」と思ったが、もうひと押しが足りず終盤に決定的な失点。この時はさすがに「終わった」という気持ちでいっぱいに。

 結果的には「確かに終わっていた」わけだが、9回裏はテレビに釘付けになった。前日に行われた東邦(愛知)の大逆転劇を再現するかのような波状攻撃で4点を奪い、2点差まで追い上げたからだ。

 もう一イニング前にこの攻撃ができていたら……、という思いもあるが、「9回裏」という極限の舞台だからこそ、あの怒涛の反撃が生まれたと思う。

 こうして盛岡大付の夏は幕を閉じた。

■自分の土俵に引きずり込む

 甲子園で自分たちの思い描く野球をするのは難しい。上に行けば行くほど対戦チームのレベルが上がり、相手も自分のよさを消そうとしてくるからだ。

 ただ盛岡大付はそのなかにあって、どんな相手でもマイペースにヒットを重ね、反対に打たれるからこそ印象深かったのだろう。両チームが2桁ヒットを打つ乱打戦、それが3試合続くことなどそうそうないはずだ。

「わんこそば打線」がこの夏に生み出した総得点は28、対する総失点は25。数字も「やられたらやり返す」と語っている。

文=森田真悟(もりた・しんご)

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