【要注意!】 横向きで寝ている人はドライアイが悪化する怖れあり (2/2ページ)
兎眼は顔面神経麻痺などで目をしっかり閉じることができなくなり、目が乾燥してしまう症状のこと。ともに寝姿勢が横向きの患者に重い症状が出やすいという傾向があることからも、横向きで寝ることは、目にとってあまりよくないのかもしれませんね。
マイボーム腺機能不全にも影響が米国の眼科医であるデビッド・アレビ医師も、目の乾きを感じる患者の多くが、横向きの姿勢で寝ている傾向にあることを指摘しています。
アレビ医師によると、目の乾燥を引き起こす原因は、まぶたの中にある「マイボーム腺」の機能不全にあるそう。マイボーム腺とは、眼球の表面を覆っている薄い油の層を生成する皮脂腺のことで、目の水分の蒸発を防ぐ役割を持っています。
米眼科学会の基準で、マイボーム機能不全(MGD)やドライアイの治療を受けている患者125人の睡眠習慣を調査し、目の表面病態指数(OSDI)により症状の重症度を評価したところ、仰向けで寝る患者のほうが、横向きで寝る患者よりOSDIのスコアがよかったという事例があります(※3)。となると、横向き寝だとドライアイが悪化しやすいという説は、かなり信憑性が高い話のようです。
ドライアイの症状を緩和するには
ドライアイの治療は、点眼薬によるものが一般的ですが、専門家によると、以下のような日常生活や睡眠時の環境を改善することで、症状を和らげることができるのだそう。
□加湿器を使い、室内の空気を乾燥させない
□エアコンやファンの使用を抑える。使用する場合は、直接浴びないようにする
□寝る前にパソコンやスマホの画面を見すぎない。画面の位置はできるだけ目より低くする
□寝るときはアイマスクを使う(特に睡眠中に半眼になる人には使用を推奨)(※4)
普段のあなたの寝姿勢が横向きなら、もしかするとドライアイのリスクを高めてしまっているかもしれません。“いつもの”寝姿勢がある人は、それを変えるのは簡単ではないかもしれませんが、もしドライアイ症状に悩んでいて、横向き寝をしているのであれば、一度寝姿勢を変えてみたり、上記の手段を試してみたりすると、症状が和らぐかもしれません。