【和食を取り入れるメリット・前編】魚介類の「脂肪酸」が血流を良くする

It Mama

【和食を取り入れるメリット・前編】魚介類の「脂肪酸」が血流を良くする

秋も近づく季節の変わり目、新たな季節の訪れにワクワクする一方、体調を崩しやすい時期でもあります。

健康に過ごすためにも、栄養バランスの良い食事を心がけたいですね。

今回は、前編と後編の2回に渡って、ママが「和食を取り入れるメリット」についてお話したいと思います。

■食事全体で脂の量が控えめな「和食献立」

まず、和食献立を取り入れるメリットの1つが、“脂の量”です。

例えば、同じ野菜でもソテーにしたりドレッシングをかけて食べる洋食と違い、和食はお浸しや和え物、味噌汁などで油を使いません。

お米と食パンを比べても、おにぎり1つと6枚切りの食パン1枚では、脂質の量は食パンの10分の1!

乳製品や肉の加工品を多く使う洋食と比較すると、食事全体の脂質量は和食のほうが控えめです。

■脂の質もポイント!魚介類の「オメガ3脂肪酸」が血流を良くする

2つ目のメリットが“脂の質”です。

海に囲まれた海洋国家である日本は、古来より魚介類を食生活に取り入れてきました。しかし、厚生労働省の「国民栄養調査」によると、2006年には魚介類の摂取量は肉類のそれを下回るなど、減少傾向にあります。この背景には洋食化があると考えられそうです。

ですが、魚介類には“EPAやDHA”といったオメガ3脂肪酸が含まれており、この脂は血液の流れを良くする働きがあります。

血流改善を期待できる魚介類、ひいては魚介類メニューのバリエーションを多くもつ“和食献立”は、ママにとって心強い存在のひとつと言えそうです。

無理のない範囲で意識的に取り入れたいですね。

前編では、和食献立を取り入れるメリットを“脂質と血流”に焦点を当ててお話しました。

和食献立を取り入れることで、脂の量を控えめにするだけでなく、良質な脂も摂取しやすくなります。健康に過ごすためにも、これを機に検討してみてはいかがでしょうか。

後編では、他の栄養素に関しても解説をしていきたいと思います。お楽しみに。

【お詫びとご報告】

2016年8月18日に、It Mamaにて公開しました、「「乳活食」考えていますか?母乳が美味しくなるのは和・洋どっち?! 【前編】」の内容につきまして、読者の皆様の誤解を招く不適切な表現が含まれていたことを、深くお詫び申し上げます。

本記事内容につきまして改めて調査し、食事内容が引き起こす乳腺炎トラブルとの関連性はなく、該当内容を削除・訂正の上、「【和食を取り入れるメリット・前編】魚介類の「脂肪酸」が血流を良くする」として、8月25日に再公開させて頂きましたことを報告致します。

It Mama 編集部

【参考・画像】

※ 水産物消費の現状 – 水産庁

※ オクケン / PIXTA

※ Ramona Heim , norikko / Shutterstock

【著者略歴】

※ 圓尾 和紀・・・管理栄養士。ファスティングマイスター。大学、海外、大学院で七年間栄養学を学ぶ。病院勤務を経て「予防医療に貢献したい」と思い、独立。現在は「和食」と「ファスティング」を取り入れた生活の提案を行う。

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