Instagramでモノクロの写真をあげる人はうつ病の傾向がある? (1/2ページ)
今回イギリスの研究チームから発表された論文において、Instagramと呼ばれるSNSの一つを利用している方の投稿の内容からうつ病を患っている方の兆候を見つけることができる可能性がある、ということが発表されました。
内容としては、アップロードされた写真の色味や、顔検出のアルゴリズムなどを分析したところ、うつ病のマーカーを見つけることができました。といったことでした。
そこで今回は「Instagramにおけるうつ病の兆候」について、精神科医のかたに詳しく解説をしていただきました。
うつ病の人が多用するInstagramの加工フィルターとは うつ病を患っている方はInstagramで写真を加工する際に以下のフィルターを多様されておりました。
■Crema(彩度を落とし暖色を抑える)
■Inkwell(色彩をモノクロに変換する)
■Willow(セピア調)
これらはいずれも、投稿する写真を今現在起こっている、生気にあふれた出来事から、過去の出来事やあるいは少し生々しさを抑えた出来事に感じさせる効果のある技術と考えられます。
うつ病の兆候のある方にとっては精神状態のためにビビッドな出来事や写真をある種の苦痛と感じたり、あるいは周囲の出来事を感知したり楽しんだりするエネルギーの低下から、こういった技術を用いて加工した写真のほうが本人の経験したイメージに近いのかもしれません。
InstagramなどのSNSで表現される写真は、喜び、悲しみ、驚き、怒り、絶望など色々な感情をともなううことがあります。
うつ病の兆候のある方ではやはり、精神面を反映して明るさや希望といった要素が減り、絶望や気分の落ち込みといったものを反映する写真が増えるのはよく理解できるところのように思います。
例をあげるならば、青空の写真をモノクロに加工したり、セピア色に加工することによって、胸に残る哀愁や、やりきれない悲しみを静かに表現しているのではないでしょうか。