やる気があれば年齢は無関係!60歳で慶應大卒業した女性の生涯 (2/3ページ)
■何歳でも遅いということはない!
さて、さまざまな事情によって大学に進学できなかったという方、あるいは中退してしまったという方もいらっしゃるでしょうが、「できれば大学に行きたかった」という思いが残っている方には、ぜひ本書を読んでいただきたいと思います。
なぜなら著者は本書のなかで、大学の通信教育課程の可能性について解説しているから。しかも自身がそれによって卒業資格を得ているだけに、強い説得力があるのです。
大学通信教育は、社会人でも仕事と両立しながら学べるところが最大の魅力。誰でも学べる生涯教育の場として、各大学で開かれているそうです。
在学生の年齢は、たとえば慶應義塾大学通信教育課程の場合、
~29歳:19.2パーセント
30歳~:26.3パーセント
40歳~:26.0パーセント
50歳~:15.7パーセント
60歳~:12.8パーセント
だそうです(「データで見る通信教育部2014年度」慶應義塾大学通信教育課程より)。つまり、何歳になっても遅いということはないのです。
■通学課程と通信教育は同じレベル
ところで通信教育には、「通学課程とくらべればレベルが低いんだろう」というようなイメージがあるかもしれません。
しかし大学通信教育は、学校教育法に定められた大学。平成11年には、大学院で修士過程の通信教育がはじまり、平成15年には博士課程の通信教育もはじまったのだそうです。
そして、もっとも注目すべきポイントがあります。通信教育課程は通学課程と形態こそ異なるものの、授業も試験もレベルは同じだということ。教員も、通学過程の方があたるのだといいます。
また大学にもよりますが、一定の単位を修得したら、通学課程への編入試験を受けることも可能。
卒業できれば学位記が授与されますが、それも通学課程と同様のもの。卒業したら、履歴書に書くのは「○○大学△△学部卒業」。
成績証明書には「通信教育課程」の文字が入るものの、卒業証明書には入らないのだそうです。