オンナが美しくなる教養。これだけ読めば秋の風流「星・花・歌」がまるわかり! (2/3ページ)

ANGIE




「星月夜(ほしづきよ)」という言葉をご存じですか?

月がなくても、満天の星がまるで月夜のように、明るくきらめく夜を「星月夜」といいます。なんて美しい言葉でしょう。まるで、きらきらと音をたてて星が降ってきそう。月ではなく、星が主役の夜もすてきですね。

ちなみに月が輝く夜は「月夜(つきよ)」。清く明るい心のことを「心の月」というんだそうです。この時季は「チッチリリッ」と鳴くマツムシの声に耳を澄ませながら、夜空を眺めてみませんか?


萩(はぎ)の花は●●の妻?


春の七草は有名ですが、秋にも七草があります。萩、桔梗、葛(くず)、藤袴(ふじばかま)、女郎花(おみなえし)、尾花(おばな・すすきのこと)、撫子(なでしこ)。

春の七草のように七草粥にしていただくことはできませんが、観賞用として親しまれてきました。

秋の七草は和歌にも登場します。私がユニークだなと思ったのは、萩の花にまつわる和歌。実は萩の花、ある方の妻といわれています。

ある方というのはなんと「鹿」! 萩の花が咲く時季と、牡鹿がよく鳴く季節が重なることから、萩は「鹿の妻」、鹿は「萩の夫」ともいわれているんです。

万葉集には、「私の住むおかに牡鹿が来て鳴く。萩の初花を花嫁にしようと鳴く牡鹿よ」という和歌もあります。常識にとらわれない自由な感性。万葉の歌人はユニークですね。
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