スペインの巨匠ペドロ・アルモドバル監督が母娘の感動の物語を描く 最新作『ジュリエッタ』予告映像 (2/2ページ)
2016年のカンヌ国際映画祭のコンペティション部門に出品された本作は、「観客を選ばない堂々たる作品」「今年のコンペ21作品の中で最も余韻が残った」と絶賛され、『オール・アバウト・マイ・マザー』(99)、『ボルベール〈帰郷〉』(06)に続き、母と娘の関係を描いた巨匠アルモドバルの原点回帰にして、最高傑作とも呼び声高い作品だ。
原作は、カナダのノーベル賞作家アリス・マンローが2004年に発表した短編集「Runaway」。同一主人公でありながらそれぞれが独立したストーリーである三編を、アルモドバル自身がひと続きの物語として脚本化した。美術を担当するのは長年アルモドバル作品を支えているアンチョン・ゴメス。衣装には、『ミッドナイト・イン・パリ』(11)や『マジック・イン・ムーンライト』(14)など、近年、ウディ・アレン監督作品ともコラボしているソニア・グランデ。
アルモドバルは、主人公ジュリエッタ役にふたりの女優を初めて起用した。スペインのベテラン女優、エマ・スアレスがジュリエッタの"現在"に扮し、日本でも放送されたテレビシリーズ「情熱のシーラ」で脚光を浴びた新進女優アドリアーナ・ウガルテが"過去"を演じている。監督は2人の女優について、「ペネロペ・クルス、カルメン・マウラ、ヴィクトリア・アブリル、マリサ・パレデス、セシリア・ロスといった私の女神たちと肩を並べる存在になった」と絶賛。アルモドバルが見出した新たなミューズたちの名演技は見逃せない。
思いがけない運命や偶然に翻弄される登場人物を主人公にして、人生の豊かさや複雑さ、人間の愛おしさや切なさを描かせたら当代随一のストーリーテラーであるアルモドバル監督の最新作『ジュリエッタ』は11月5日(土)より新宿ピカデリーほかロードショー
■『ジュリエッタ』公式サイト
www.julieta.jp
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