スペインの巨匠ペドロ・アルモドバル監督が母娘の感動の物語を描く 最新作『ジュリエッタ』予告映像 (1/2ページ)
センセーショナルな快作や異色作を世におくり出してきたスペインを代表する巨匠、ペドロ・アルモドバル監督の最新作『ジュリエッタ』が11月5日(土)より日本公開される。この度、本作の特報映像が解禁された。
https://youtu.be/yWET_oNOOes
スペインのマドリードでひとりで暮らしているジュリエッタは、美しく洗練された容姿の中年女性だが、人知れず、苦悩を胸に秘めていた。そんなある日、ジュリエッタは偶然再会した知人から「あなたの娘を見かけたわ」と告げられ、衝撃を受ける。ひとり娘のアンティアは、12年前に理由さえ語らぬままジュリエッタの前から突然消えてしまったのだ。最愛の娘をもう一度、この手で抱きしめたい。母親としての激情に駆られたジュリエッタは、心の奥底に封印していた過去と向き合い、今どこにいるのかもわからない娘に宛てた手紙を書き始めるのだった......。
鮮烈で艶めかしい色彩感覚にも定評があるアルモドバル。特報でも、この上なく魅惑的でめくるめく陶酔感を味わせてくれる映像世界の一端が垣間見える、また、映像に乗せられた楽曲は、2012年に93歳で亡くなった伝説的なランチェーラ(メキシコ伝統音楽マリアッチから派生した歌謡)歌手にして、メキシコを代表する画家フリーダ・カーロと恋仲であったともいわれるチャベーラ・バルガスの"Si no te vas(あなたが去らないなら)"だ。「あなたが去るなら、私の世界は終わりを告げるでしょう。あなただけが存在する世界。行かないで。あなたに去ってほしくない。あなたが去る時こそ、私が死ぬ瞬間だから」との歌詞は、愛娘を思うジュリエッタの切なる情愛の心情そのものを表している。