イギリスに存在した故人の一部を取入れた手元供養・モーニングリングとは? (2/2ページ)
■最後に…
およそ400年続いたモーニングリングの慣習の中で、単なるファッションやステータスシンボルではなく、常に指にはめ、内側に彫られた死者の名前と命日、キリスト教の戒めや、「私を忘れないで」などのメッセージに想いを馳せた人が多くいたことも事実である。
イギリスを訪れるチャンスがある人はぜひ、博物館やアンティークショップで実物を見て、叶うことなら、手に取ってご覧頂きたい。死者を悼むために、日本ではどんなことがなされていたのか?自分自身は何をしてきたのか?と振り返る好機になるはずである。
参考文献:『橋本コレクション 指輪 神々の時代から現代まで 時を超える輝き』 展覧会 図録 (2014)