内藤瑛亮監督が語る映画『ライチ☆光クラブ』、「14歳で感じていた暗い感情から大人になっても解放されない人間もいる。そういう人間に関するお話だと思っています」 (2/3ページ)
●それに、若手俳優たちの健闘が光っていました!
今回9人いて、9人それぞれ演技のアプローチが違うなってことは感じましたね。若手俳優ということで、どうしてもひとくくりにしてしまいがちだけれど、先輩たちの前で自分をもっと出したいという思いもあるのかなと。今回彼らが物語を背負っていくので、それぞれの個性を出していければと思って撮影していました。
古川さんは特に事前に練ってくるタイプで、バッチリ作り込みをして撮影に入って来る。現場で違う感じも試してみたけれど、持って来てくれたものが最終的にはよかったりして、基本的には古川プランで、ところどころアレンジしました、反対に野村さんは事前の準備はせず、その場で感じたことをやるタイプなんですよね。
だから野村さんはテイクを重ねることで、彼の感情が突き動かされて仕上がっていくのですが、古川さんはテイクワンの状態でベストに近い。かなり対照的なタイプだから終盤でふたりが対決するシーンの撮影が大変で、ちょうどふたりがいい状態になっているところを逃さないようにするところが大変でした。

●今日はありがとうございました! AOLニュースの読者には中二病という言葉が似合う男性も少なくないのですが、そんな愛すべき人たちにメッセージを!
10代の鬱屈した感情って大人になって清算されるかって言うと、必ずしもそうではないというか、なんだかいまだに引きずっているなというところもありますよね。中二病という言葉は、上手く言い当てているなと思いますね。中学校を卒業したからって、中学生的な思考をすぐ捨てられるものではなくて、人間はどこか引きずっているもの。この作品は14歳の悪を20代が演じる異物感も、そういった意図があります。
14歳で感じていた暗い感情から、大人になっても解放されない人間もいる。そういう人間に関するお話だと思っています。