【現代日本の話だと思えない】“#九州で女性として生きること”の闇が深い…
日本は世界の中では“女性の社会進出”に関して、かなり遅れをとっています。
現在、アベノミクスの三本の矢の「成長戦略」の中の一つ「女性が輝く日本」として、女性の社会進出が重要課題とされていますが、さまざまなメリット・デメリットが語られています。
そんな中、Twitterにて「#九州で女性として生きること」が話題となっているのですが、ここに投稿されている内容が現代日本の話だとは思えないほど闇が深いものでした…。
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働く女性の実情
総務省が平成26年に発表した「労働力調査」によると、女性の労働力人口は2,824万人と昨年に比べて20万人増加(前年比0.7%増)しています。
労働力人口総数を占める女性の割合は42.9%となっており、女性の社会進出は年々実現されているという結果が出ていました。
しかし、やはりその上昇率は高いとは言えず、完全な実現にはまだまだ時間がかかりそうです。
そんな中、いわゆる“男尊女卑”や“女性差別”の精神が未だ根強く残している人や地域があり、度々世間でも話題となっています。
そんな現状が「#九州で女性として生きること」に現れていました…
「#九州で女性として生きること」がやばい…
九州某県で働いてた時に最終学歴を聞かれ、素直に答えると「え?なんで大学まで行ったと?」「女の子なのに大学まで行ったとね?」「無駄たい。親御さん大変だったやろ。」って言う人が一定数いてびっくりした。 #九州で女性として生きること
— にゃえのすけ@猫まみれ (@nyae_open) 2016年8月18日
出典: Twitter
九州などの一部地域では、未だに「男が外に出て稼ぎ、女は家庭に入る」という考えが深く根付いているのか、女性の“大学進学”を訝しんだり、あまりよく思わない人がいるようです。
勉学が得意で具体的な希望のある娘に進路を諦めさせ学業イマイチで向学心もない息子の学費として貴重な金をドブに捨てること
— shoko (@shoko808) 2016年8月18日
娘は「どうせ女の子の行き着く先は決まってる(強制結婚)」という言葉と目の前の惨状を突きつけられ絶望という概念が頭をグルグルすること#九州で女性として生きること
出典: Twitter
また、お金がない家ではいかに娘のほうが学力や向上心があろうと、“将来のことを考えて”息子を優先して投資をしていくこともあるのだそう。
また、早いうちに結婚を進められることもあるようです。
親戚の話。お婆さんが風邪で倒れた。様子を見に行った孫娘(20)が見たもの。
— llwwee (@llwwee) 2016年8月18日
寝室で寝込んで動けないお婆さんと、居間の食卓の前で食事が出てくるのを座って待っているお爺さん(70)とその息子(47)。#九州で女性として生きること
3人とも朝から何も食べていなかった。
出典: Twitter
最近、世間的には“料理男子”が流行ってきているにも関わらず、未だに「男子厨房に入らず」の精神を頑なに守っているのか、それともただできないだけなのか…。
親戚のおっさんにまじまじと体を見られて「これなら嫁に行くのは困らんな」といわれる。また家事を嫌がるようなそぶりを見せようものならおっさんに怒鳴られる #九州で女性として生きること
— ビューティフルラジウムガール (@Radiumgirl_noko) 2016年8月19日
出典: Twitter
中には、こんな“セクハラ”と取れるような発言を受けることも…。
#九州で女性として生きること
— 藤。 (@fujimegane1) 2016年8月19日
私は福岡出身でここに書いてあることは当たり前だと思ってた。
男は無条件に女を殴るもんだし、立てなければいけないし、出しゃばってはいけない。
でも関東の男の人ってみんな優しいし怒ってるとき殴らないから何考えてるかわかんないし怖いってのが福岡女の本音。
出典: Twitter
現代ではDVやモラハラなどが問題視されているなか、生まれついた環境のせいでこんな考えを持っている人もいるようです。
今時、男に殴られて当たり前、男を立てて3歩後ろを歩く、と思っている人のほうが少ないですよね。
逆に男性も生き辛さを感じている?
酒の席で飲めないとつまらない人認定される。男は仕事をしてナンボと言われてるから家庭優先にしようものなら白い目で見られる。妻からも発破をかけられる #九州で男性として生きること
— かわ1020 (@kawa1020) 2016年8月18日
出典: Twitter
しかし、男性も同じようにこの固定概念に縛られて苦しんでいる人もいるよう。
「九州男児たるもの…」なんて意識を、全ての人が持っているわけではないようです。
#九州で女性として生きること を読んで、うちの宮崎出身の父(長男)の話思いだした。九州大卒業後、関東の希望の仕事につくってなって親族会議。後に関東出身の母と結婚する時、本籍を関東にすると伝えれば、九州男児長男たるものが何を言ってるのか!って、親不孝だ恥さらしだなんだって文字数
— ささみ (@arftrmnd) 2016年8月19日
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また、生まれが長男だからと生まれた土地から離れられなくなっている人もいるのだとか…。
彼女と普通に割り勘にしていると、おじさんや父親に説教され馬鹿にされる。#九州で男性として生きること
— ゆう@心配症を意識しておく〜 (@darenotameno) 2016年8月19日
出典: Twitter
女性も男性もつらい思いをしていることがある現状。
例え東京などの栄えた都市だけに女性の社会進出の意識が浸透しようと、他の地域でこんな“自由を無視”した考えがされていたら、それは本当の実現とは言えないでしょう。
古い世代の人たちが時代に取り残された考えを持っていたとしても、それを知らない若い世代が育つといいですね。