30秒で解けた人は天才的な直観力の持ち主!誕生日の確率クイズ
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クイズ
みなさんは、自分に「直感力」があると思いますか?
優秀なビジネスパーソンやアスリートは、直感力に優れているといわれています。大きな決断を迫られる場面が多いほど、直感力は磨かれていくものです。
今回お届けするのは、そんな直感力を試す「数字の○×クイズ」。
普段数字に触れる機会が多い人は、感覚的に答えがわかるかもしれません。
では、さっそく問題を見ていきましょう。
■直観力を試す数字の○×クイズ・問題編
「50人集まれば、50%以上の確率で同じ誕生日の人がいる」
これは○でしょうか? それとも×でしょうか?
ただし、双子がいるとか、うるう年は考えないことにします。30秒以内に直感でお答えください。
■直観力を試す数字の○×クイズ・解答編
みなさん、答えはわかりましたか?
ズバリ、正解は「○」でした! 天才的な直感力の持ち主にとっては、簡単すぎる問題だったかもしれません。しかし、理由まで説明できる方は、かなり数字に強い人だといえるでしょう。
まずは、AさんとBさん2人の場合から考えていきます。
1年は365日なので、2人が同じ誕生日である確率は1/365になります。反対に、同じ誕生日でない確率は364/365ですね。
では次に、Cさんを加えた3人の場合を見ていきます。
Cさんが、AさんとBさんのどちらかと同じ誕生日である確率は2/365であり、どちらとも違う確率は363/365です。
A、B、Cさんいずれもが同じ誕生日ではない確率は364/365×363/365で計算することができます。
そしてこの計算をどんどん続けていくと、23人で早くも「全員が同じ誕生日ではない確率」が50%を割ります。
つまり、23人集まれば同じ誕生日の人がいる確率が50%を超えるのです。
これは、「誕生日のパラドックス」といわれているもの。366人集まれば、同じ誕生日の人が2人以上いる確率は100%になりますが、実際は70人集まれば確率は99.9%を超えるのです。
直感とはかなり異なると思いますが、計算上ではこうなっているのです。
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「自分と同じ誕生日の人」と考えると滅多にいないと感じますが、「自分以外の誰か2人が同じ誕生日」と考えると実際にもよくあるシチュエーションかもしれません。
Facebookなどで、「AさんとBさん、同じ誕生日なんだ!」と気づくこともあるのではないでしょうか。
直感力を磨くには、常識や先入観にとらわれないことも大切。決断しなくてはならない場面こそ、頭を柔らかく、リラックスしてみましょう。
(文/平野鞠)
【参考】
※老年若脳
【クイズ】
※北村良子・・・パズル・クイズ作家。書籍の他、企業、新聞、TV番組、雑誌等向けに作成。著書は『大人のIQパズル』(彩図社)『60歳からのボケないための思い出しパズル』(永岡書店)他。お問い合わせはフォームからお願いします。