【プロ野球】二刀流論争は一時凍結! 大谷翔平の打者専念でもたらされるさまざまな福音 (2/2ページ)
■出場するたびに光る「三番目の武器」。チームに勝利をもたらす走塁!
大谷は現在7盗塁と、こちらも2ケタが見えてきた。大きなストライドで加速するその走塁は、投打に勝るとも劣らない武器だ。
単打性の打球を足で二塁打にしたり、一塁走者から長打で本塁に生還するシーンは今季、おなじみの光景。大谷の後を打つ中田翔の打点のうち、大谷の走塁のおかげというものがけっこう含まれている。
■打順固定による打線の安定化とローテ飛ばしの危機回避
二刀流の弊害のひとつが、打順の流動化。今季の前半は、大谷が先発しないカードでは大谷が主に3番か5番を打ち、先発するカードでは別の打者がクリーンナップをつとめた。「猫の目打線」は珍しいことではないが、カード毎に主軸が変わるのは打線の安定につながらない。
また、投手起用における最大の懸念はケガによるローテ回避。とくに大谷の場合は、大事なカードを任される場合が多いためにリスクも大きい。
もちろん投手としての大谷を見たくないといえば嘘になる。しかし、大事なのはチームの優勝。そのためには栗山監督の言葉通り、「勝つために最善の策を考える」ことが最優先なのだ。
文=サトウタカシ (さとう・たかし)