18歳の大坂なおみ、第28シードのバンダウェイを破って快調スタート [全米オープン] (2/2ページ)

テニスデイリー

そこから大坂が放ったセンターへのエースはこの日、最速の時速201kmだった。さらに時速193kmをふたたびセンターへ放ってデュースにすると、さらに2ポイントを重ねてキープに成功。メンタルの強さを証明するゲームだった。

 締めくくりは5-4での第10ゲーム。ファーストサービスの入りが悪いバンダウェイより先手をとり、あとは積極的かつ辛抱強いラリーでミスを引き出してブレークに成功した。

 エースは大坂の9本に対してバンダウェイが12本、ウィナーは20本対31本と、いずれも大坂が下回ったものの、いかにもパワー対決らしいスタッツだ。ジャッジなどに対する苛立ちがプレーに影響したバンダウェイに対し、最後まで冷静に、勝負どころで集中力を高めたチャレンジャーの勝利だったといえる。

 大坂の2回戦の相手は予選上がりのドゥアン・インイン(中国)。186cm、84kgのアジア人離れした体格とパワーの持ち主で、またも豪快な対決になりそうだ。

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 大坂に敗れたバンダウェイを含め、女子はこの初日だけで6人のシード勢が敗れた。その中に、今回初めてグランドスラムでシードがついた土居がいたことは残念でならない。好調の中で迎えるシーズン最後のグランドスラムだけに、「自分に期待していたところもある」のは当然だったが、執拗にバック側を攻められ、得意のフォアからの攻撃を思い通りに仕掛けられなかった。

 また、西岡は自分より30cm以上も背の高い203cmのアンダーソンを相手に食らいついたが、試合内容よりも悔やまれるのは前日に体調を崩してしまったことだ。全米オープンで体調を崩すのはこれで連続3年目。ネタにして笑い飛ばせるはずもなく、西岡は言いにくそうに髪の毛をかきむしりながら告白した。回復しないままコートに立った過去2回と違い、今回は「寝込んだのは昨日だけで、今日のプレーは大丈夫でした」と言うものの、「最後の調整ができなくて、ベストコンディションで迎えられなかったのは悔しかった」と肩を落とした。

(テニスマガジン/ライター◎山口奈緒美)
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