ターミネーターを越える存在に。ソフトロボット産業をけん引する自己完結型ロボット「オクトボット」 (2/3ページ)
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より優れたロボット開発を目指して
ロボットの脳は、ボディ内に張り巡らされる3Dプリント回路を経由して腕に指令を出す。ボディは、タコをかたどった型にシリコンポリマーを流し込んで作成。その後、3Dプリンターで特殊なインクを注入し、周囲のポリマーの形状と位置を保持する。ここで加熱してインクを蒸発。すると、オクトボットの腕に張り巡らされた、脳につながる空洞のネットワークが完成する。
一般的なソフトロボットは動力源となる圧縮エアタンクにつながっていることが多いが、これは動きを制限することにもなる。そこで、ウッド氏らは化学反応を動力にするという異なるアプローチを採用した。
燃料の50パーセントは過酸化水素水だ。これが内部ネットワークの2区画に設えられたプラチナに暴露すると、急激に大量の水と酸素に分解される。これにより各区画で圧縮されたガスが膨張し、腕を伸ばした後、排気孔から排出される。
現在、オクトボットは燃料1ミリリットルで最大8分間動作することができる。特定の目的を念頭に置いて設計したものではなく、本物のタコの動きを再現したものでもない。むしろ、技術のデモンストレーションとしての意味合いが強い。しかし、将来的にはより洗練されたマイクロ流体回路が開発され、耐久性が上がり、腕の設計に適した複雑な動作も行えるようになるだろう。
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目下の課題はプログラムを変更し、環境に応じた異なる動作を行えるようにすることだという。出力を向上させたマイクロ流体回路に柔軟性のあるセンサーを組み合わせることで、状況に応じて行動を変えるよりスマートなソフトロボットができるかもしれない。