グランドスラム1、2回戦で負け知らず----大坂なおみが3回戦へ [全米オープン] (2/2ページ)

テニスデイリー

エースで4-3にすると、ドゥアンの豪快なショットに食らいつき、連続してミスを引き出した。

 ドゥアンがあれだけの体格とパワーを備えながらグランドスラムの常連にもなれず、ランキングも最高で100位止まりだったのは、長い打ち合いになると抑えがきかなくなるような不安定さのせいだ。そして、それはまさに大坂がこの1、2年で改良してきたところである。以前は「ミスをし出すと止まらなくなっちゃう」と自分の弱点を吐露していたが、悪い流れを断ちきるだけの忍耐強さとテクニックを身につけた。

 ただ、第2セットの第4ゲーム、第6ゲームにそれぞれあった2本連続のダブルフォールトに、ミスの連鎖傾向をわずかに残していたかもしれない。ここから先の戦いはそうした隙を見逃してくれない相手だ。まず次は、世界ランク9位のマディソン・キーズ(アメリカ)に挑む。

 「下の立場のほうが楽しいわ。プレッシャーもなくなるし」と大坂。1回戦でまさに地元ニューヨーク出身のココ・バンダウェイ(アメリカ)との試合を経験しただけに、もう“アウェー”は怖くない。試合が進むにつれてスタンドに味方を増やしていくのも、大坂の得意技だ。

 それに、2回戦に勝てば母親と姉が応援に来てくれるという約束だという。考えてみれば、まだ18歳。待ちに待った家族からもらう力は、どんなハードなトレーニングでも得られないものだろう。

(テニスマガジン/ライター◎山口奈緒美)
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