【発祥の店】日本初のモンブランは昭和の黄色のクリーム、東京自由が丘の老舗洋菓子店に伝統の味がある (2/3ページ)
絞り袋や小田巻を使って絞り出した栗のクリームは、現在のお洒落な渋皮栗を使用したような茶色のものではなく、深い黄色の甘露煮を用いています。
昭和時代のモンブランのクリームは、鮮やかな黄色が定番でした。
モンブランの中身は、土台のカステラの中をくりぬいて、そこにバニラクリームと甘露煮にした栗が丸ごと1個入っています。
モンブランは、もともとはフランスのレストランやホテルで提供されていた中世からあったデザート。
フランスのレストランやホテルで提供されていたモンブランは、メレンゲの上にマロンのクリームを盛り付けたようなデザートでしたが、持ち帰りのできるよう土台をカステラにして、ガトー(焼き菓子)として完成させました。
モンブラン以外のケーキも豊富に取り揃えておりますが、夕方頃には売り切れのケーキも出てくる中、モンブランだけは数を絶やさず休日でも売り切れることなく食べることができます。
食べると昭和時代にタイムスリップしたかのような、何ともノスタルジックな気分に浸れるモンブランを、東京自由が丘でぜひ味わってみてください。