【プロ野球】“火の玉ストレート”を武器に、藤川球児(阪神)が600試合登板達成! (2/2ページ)
ほかでは、15試合に登板し5勝8敗の久保康友(DeNA)、内野のスーパーサブとして貴重な働きを見せている渡辺直人(西武)、右の代打として常にベンチで待機する矢野謙次あたりが目につく。この世代の現役日本人選手は25人となったが、多くは故障がちだったり、若手の台頭などで出番が激減しているのが現実だ。
そんな周囲の動向を踏まえれば、先発、中継ぎ、抑えだけでなく、ときには敗戦処理に近いような場面まで、あらゆる状況での起用に応え38試合に登板し5勝5敗3セーブの藤川は、頑張っているといっていいだろう。
たしかに、2012年までのNPBでの12年間の通算防御率が1.77の藤川にすれば、今季の防御率4.50は物足りない数字ではあるが……。
■それでも148キロを計測
かつて、「火の玉ストレート」と称され、150キロを優に超える豪速球で相手打者を牛耳ってきた藤川。年齢やトミー・ジョン手術の影響もあって、さすがに全盛期の球威に戻っていないものの、600試合登板達成の試合で、最後の打者・山田哲人(ヤクルト)をライトフライに打ち取ったストレートは148キロを計測した。
阪神ファンならずとも、まだまだその勇姿を見ていたい選手のひとりである。
文=藤山剣(ふじやま・けん)