【精神科医が解説】解離性同一性障害(多重人格)の原因と治療方法 (1/2ページ)
映画や漫画の世界で「多重人格」の登場人物をみかけることはみなさんあるかとは思いますが、実は現実世界にも「多重人格」が存在することはご存知ですか。
病名は「解離性同一性障害」と呼ばれ、精神疾患の1つとされています。実態や症状はどのようなものなのでしょうか。
そこで今回は「解離性同一性障害」をテーマに、メカニズムや解決方法、周りがすべき対応を医師に聞いていました。
「解離性同一性障害」とは何ですか? 解離性同一性障害とは、解離性障害の1つであり、2つまたはそれ以上の、はっきり他とは異なるアイデンティティーやパーソナリティーが存在し、少なくとも2つが繰り返し患者さんの行動をコントロールするものです。
アルコールや薬剤の影響下にあるものは除外されるなど他にも細かい規定がありますが、いわゆる「多重人格」などとよばれてきたもの、といえばわかりやすいかもしれません。
解離性同一性障害の原因 原因としては、日常生活上のものを含め何らかのストレスや、トラウマとなるような出来事が関与しているといわれます。
トラウマとなる出来事にはたくさんの種類が考えられ、自然災害や虐待、交通事故や暴行、レイプや戦争体験など様々なものが原因となりえます。