肌荒れが気になる大学生に!ガンコな肌荒れを治す方法6選

もうすぐ夏も終わり。ふと鏡を見て「肌が荒れている!」と焦っていませんか? 猛暑の熱気や台風の湿気、さらにはエアコンの冷気に見舞われて、この季節は肌もダメージを受けているもの。肌荒れは、ズバリ表皮の「バリア機能の低下」などで起こります。ガンコな肌荒れで悩んでいるあなたに、楽なのにずっと使える「治すコツ」を厳選してご紹介しましょう。
角質層は表皮の一番外側にあり、細胞が10~20層規則的に重なって、その間をNMF(天然保湿成分)や細胞間脂質(セラミド)で満たしています。これがバリア機能といわれるもので、水分を保ち、細菌や紫外線など外的ストレスから肌を守っているのです。このバランスが崩れると水分がどんどん失われ、肌が乾燥してしまいます。
表皮に溜まった老廃物を出して正しく潤せば、皮膚の再生サイクルであるターンオーバーが整います。肌荒れには「保湿」がとても大切。しかしガンコな肌荒れだと、せっかくの化粧品の有効成分も入っていきません。そこで「潤い」を浸透させる土台づくりから始め、トータル的にガンコな肌荒れを治していきましょう。
■アロマスチームでゴワゴワ肌に柔らかさを!
肌のゴワツキにはスチームが効果的です。顔の毛細血管は、表皮の細胞に酵素や栄養素を送っています。スチームで顔を温めることで血管が拡張し、血流がスムーズになり、栄養がいきわたる手助けになるのです。
最近では優れた家電が多く、イオン機能付きのスチーマーなら失われた水分の補給もできます。アルバイト先が冷え冷えだった方には、ぜひ使ってほしいアイテム。ですが、機能の分だけ高い!ですよね。そこでおすすめなのが、リーズナブルなのに効果大の「アロマスチーム」です。
用意するものは、100%天然のアロマオイル(精油)・洗面器・タオルのみ。肌荒れの方に良いアロマオイルを3つ選んでみました。
・「ラベンダー」甘く上品な香りで癒し効果や、肌の修復作用に優れています。
・「ゼラニウム」オレンジ系の香りで、再生細胞の効果があり、皮むけを抑えます。
・「カモミール」爽やかで甘い香りがし、乾燥しているのにニキビなどの肌荒れ緩和に適しています。
そして手順は、次の3ステップです!
1.洗面器に少し熱め(60℃位)のお湯を張る
2.アロマオイルを1〜2滴垂らしてかき混ぜる
3.タオルをかぶって5分ほど顔に蒸気を当てる
アロマオイルの効果が毛細血管を通じて肌に吸収され、しっとりしてきます。蒸気で毛穴が開き、普段のスキンケアでは落ちない深部の汚れが浮き出てくるのも利点です。
この夏外出する機会の多かった方、あるいは運動サークルの方は、汗の他にチリ埃や排気ガス等が肌に付着していることでしょう。それらが皮脂と混ざってトラブルを起こし、肌荒れ状態になっているかもしれません。先ほど紹介したアロマにはすべて抗炎症作用があるので、アロマスチームをぜひ試してくださいね。
忙しい方は、お風呂にアロマオイルを4〜5滴垂らして入浴するだけでも素肌ケアになります。バスタイムでくつろぎながら心も肌も癒されて一石二鳥です。
■角質ケアは洗顔から
カサカサするのに、ニキビもある肌荒れで困っていませんか? 大学生は新陳代謝が活発で、特に夏の皮膚は皮脂等でより厚みをましています。角質肥厚といって、細胞の配列が乱れ保水力が著しく低下している状態なんです。毛穴の入り口に起こるとニキビになってしまうので、侮れません。そんなとき、ついゴシゴシと強い刺激で洗顔をしがちです。しかしこれでは、バリア機能であるセラミドが取り除かれる危険性があります。また洗顔料で皮脂を取りすぎると肌はそれを補おうとして余計に皮脂を分泌してしまいます。洗顔のしすぎは「乾燥するのにニキビ肌」にする行為でもあるのです。角質ケアは正しい洗顔から始めましょう。
肌荒れMAXでヒリヒリするときは、ぬるま湯でそっとすすぎ、水でひきしめましょう。メイク時は、クレンジングを乳液状のものにしてよくすすぎ、水洗顔にとどめます。少し状態が良くなったら、「泡洗顔」でこすらず優しくが基本。「炭酸入り泡洗顔」もおすすめです。なぜならゴシゴシこすらなくても、炭酸成分が肌表皮の汚れをシュワシュワと穏やかにはがしてくれるから。カサカサが治まって角質が厚くなっている方は、週に1回「酵素洗顔」をすると、くすみがとれて明るくなります。
毛穴を開いて汚れをとり、「古い角質を垢としてきちんと排出」することが正しい洗顔となります。乾燥のはげしい方は、朝化粧水でふき取るだけでも充分です。角質肥厚の方はTゾーンに、トーニングローションを使うと皮脂が抑えられます。
■生活や心の乱れは肌の乱れ~習慣もチェック!
ストレスはダイレクトに肌へ表れます。心がボロボロで、お肌もボロボロなんて切なすぎますよね。なかなか肌荒れが治らないのは、ストレスによってホルモンバランスが崩れているせいかもしれません。悩みのない大学生は一人もいないはず、発散の方法や癒す方法を見つけ、自分に優しくしてあげてください。
肌荒れは休息を欲しているサインということもあります。メンテナンスしているタレントさえ、あまりに忙しいとメイクものらず酷い肌荒れになりますから。夜更かしも肌に悪影響を与えるので、早めに寝るように心がけ、睡眠の質もチェックしたいですね。
エアコンの風が当たる場所に、ベッドや布団があったりしませんか? もしそうなら水分が寝ている間に奪われてしまいます。また、目に光を感じていると疲労が取れないそうで、暗闇での睡眠が推奨されています。真っ暗が苦手な方は豆電球を止めて、足元にほんのりとした灯りに切り替えましょう。
さらに喫煙や寝不足、不規則な生活でも肌荒れが顕著になります。睡眠中に肌は修復するので、その自然治癒力を大切にしましょう。愛煙家の方は止めるか本数を減らして、ビタミンCを補うように心がけてください。
■肌荒れ改善の食べ物~腸内環境を整えよう
肌荒れは紫外線など外の刺激だけではなく、内側の不調からもあらわれるもの。女性は生理前にプロゲステロンというホルモンの分泌が増え、あごや口回りに皮脂による肌荒れが起きやすくなります。
栄養素は毛細血管によって運ばれますが、この肝心の栄養は「胃腸で吸収」されたものです。当然、ひどい肌荒れの方は栄養の質の改善も必要になってきます。つまり食べ物の見直しですね。
<ビタミンA>
皮膚の粘膜を健康に保ち、バリア機能を高める働きがあります。野菜なら、ほうれん草、ニンジン、トマト、かぼちゃなど「緑黄色野菜」に多く入っています。肉類なら、鳥、豚、牛のレバーに特に多く、鳥のささ身も牛豚肉の10倍ほど含まれているそう。ウナギやうずらの卵、手軽に食べられるプロセスチーズもいいですね。
<ビタミンB群>
肌再生を助けるので重要です。「ビタミンB2」は「美容ビタミン」とも呼ばれるほど肌代謝には欠かせません。不足すると肌荒れやかゆみが起こってきます。納豆、レバー、さば、しじみ、ウナギなどに多く含まれ、1日の所要量は0.8~1.1mgです。魚肉ソーセージにも多く含まれているので、おやつにプラスしましょう。
<ビタミンB6>
肌の健康維持を担い、鮭、さば、レバー、ジャガイモ、サツマイモに多く含まれます。1日3~4mgの必要量です。また、ダイエット時は「玄米」をぜひ。玄米には糖質代謝を促す「ビタミンB1」が多く、精白米の2.5倍も含まれているのです。
<コラーゲン>
肌にも含まれている成分で、豚バラ肉、手羽先、牛すじ、ウナギ、エビ、鯛などに多く含まれています。
<ビタミンC>
メラニン色素の生成を抑えるだけでなく、コラーゲンの生成を促す働きがあります。コラーゲンとビタミンCを一緒に食べるとより美肌になりますね。
「ビタミンC」が多い食べ物は、ブロッコリー、ピーマン、キャベツなどの野菜、レモン、イチゴ、グレープフルーツなどの果物。1日の所要量は50mgですが、抗ストレス作用があるので悩みのあるときはビタミンCを多めに摂るといいでしょう。ちなみに柿は、みかんの2.5倍もビタミンCがあります。パパイヤは、ビタミンAもCも多く含まれているので、食後のデザートにぴったりです。
また、オリーブオイルやナッツ類に含まれる「ビタミンE」は新陳代謝や血行をよくします。脂肪酸は脂質不足を補うので、魚(DHA・EPA)や肉、乳製品を摂るといいですね。
便秘で肌が荒れている方は、納豆、さつまいも、ごぼう、きのこ類を食べてください。水に溶けない植物繊維は、腸のぜん動運動を促がし便通をスムーズにします。もちろんミネラルも必要ですので、貝類、海藻類、牛豚肉、バナナ、柑橘類も食べましょう。乳酸菌は腸内環境を整えるとともに鬱にも効果があるそうですので、朝にヨーグルトも加えたいですね。
おやつをスナック菓子からナッツやドライフルーツ、甘納豆にしたり、オメガ3脂肪酸のアマ二油やエゴマ油をサラダにかけたりするなど工夫しましょう。まとめると、緑黄色野菜を中心に「偏りのない食事が一番!」ということになります。
■速攻改善テクニック!~身近なアレで透明感をGET
大学生は人と会うことが日常ですが、肌荒れが酷いとテンションも下がりがちになりますよね。そこで、ゼミの発表やサークル、デート前、就活などの前にできる、速攻改善テクニックをご紹介しましょう。夏の暑さや室内の冷房で血行不良を起こした肌にも、効果があるのでぜひ試してください。
エステサロンではスチームで温めたあとエステを施し、最後に鎮静といって肌をクールダウンします。この温度の差を使って、自宅でも化粧品の有効成分を肌に浸透させることができるのです。
用意するものは、“水に浸しゆるめに絞ったハンドタオル2枚"だけ!
1.レンジで40秒温めたハンドタオル
2.冷蔵庫で冷やしたハンドタオル(急いでいるときは短時間冷凍庫にいれて作ってください)
化粧水や乳液の後に1のホットタオルを顔に乗せて、手のひらで優しく包みます。血流が良くなるとともに毛穴が開くので、美容成分が浸透しやすい状態になるでしょう。
次に、お気に入りのクリームや美容液を顔に塗り、手のひらの温度も心地いいのでそっとおきましょう。2のクールタオルを顔にのせて肌を引き締めたら、有効成分を閉じ込めます。
◎ホットタオル→美容成分→クールタオル
とても簡単ですね!
化粧のノリも良くなりますし、むくみのある方は小顔効果も期待できます。裏ワザとして、シートタイプのパックを顔に乗せ、上にホットタオルを乗せるのでもOK。アロマと洗面器がある方は、1,2滴アロマをいれたお湯にハンドタオルを浸して絞り、顔に置いても効果があります。ただし必ず温度を確かめて、熱すぎや冷たすぎに注意してください。「温かくて(ヒンヤリして)気持ちいい」と感じる温度が適温です。
炎天下でスポーツをしてきた後は、冷たいタオルでクールダウン。寒空で1日出かけた後は、ホットタオルで血行促進と使い分るケアもいいですよ。好きなBGMをかけ、エステ気分で週1回。透明感を引き出しましょう。肌質が改善された後も使える、簡単プルプルお肌テクニックです。
■化粧品選びは保湿が命!たっぷり潤いチャージ
肌荒れのときは、水分と皮脂のバランスが悪くなっています。改善するにはどんな化粧品を選んだら良いのでしょうか。
角質層には角質細胞の他に、NMF(天然保湿成分)と細胞間脂質(セラミド)があることは冒頭で説明しました。セラミドは水分をはさみながら、しっかりとひとつひとつの角質細胞を包んでいます。
ヒアルロン酸は、表皮を支える真皮で肌の水分保持を担っている代表的な成分です。「肌荒れ=水分不足」なので、ヒアルロン酸で水分をチャージし、セラミドでしっかり肌をガードしましょう。セラミドやヒアルロン酸は化粧品によく配合されていて、手に入りやすいのも嬉しいですね。
使用するアイテムには、ベタつきが強い方は美容液、カサつきが強い方はクリームが適しています。化粧水・乳液の後、丁寧に塗り込んでたっぷり保湿しましょう。紫外線は悪化の原因になるので、外出時はUV対策を忘れずに。ファンデーションはパウダータイプだと粉っぽくなるので、クリームタイプを選びましょう。
肌荒れ中には、以下のような点に注意してください。
・オイルクレンジングは皮脂を取りすぎるので使用しない
・アルコールの入ったものはヒリヒリする間は避ける など
また、スマホやパソコンに大腸菌などが付着している……なんていうニュースを見たことありませんか?スマホを操作した指や手で肌を触ると、細菌が侵入しやすいので清潔さを心がけましょう。肌荒れは早めのケアが大切です。生活習慣を見直し紹介したコツを楽しみながら、なめらかな美肌を目指してくださいね。
執筆者:吉永光希(ナレッジ・リンクス)
エステティシャン・資格を持つ美容ライター