大谷翔平、プロ野球史に残る「天才二刀流」の完成 (2/4ページ)
「“日本人で僕のホームラン記録を抜くとしたら大谷だろう”と、あの王貞治が周囲に漏らしていた話を聞いたことがあります。王さんが入団当時から認めるほど、大谷の打撃は高いレベルにありました」(ベテラン記者)
そのバッティングセンスが、まさに今年“開眼”したわけだが、その理由は何だろうか。かねてから大谷の二刀流挑戦を肯定し続けてきた前出の里崎氏は、その要因を、「オフに取り組んだ、トレーニングの成果ではないか」と分析している。
大谷は、米レンジャーズのダルビッシュ有に触発され、昨年11月中旬から1日7食の食生活と筋力トレーニングを組み合わせた、肉体改造を敢行したといわれている。それによって体重と筋肉量の増加を図った結果が、打撃面でのパワーアップにつながったというわけだ。
これで二刀流の完成と言いたいところだが、気がかりな点がないわけではない。打撃が絶好調である反面、投手としては、後半戦に一度もマウンドに立っていないのだ。大谷が投げなくなったのは、あるアクシデントがきっかけだった。
7月10日のロッテ戦で大谷は試合中、突如降板。その理由が「右手中指のマメがつぶれた」ということだった。その後、大谷は7月24日のオリックス戦に中継ぎで登板しただけ。
「日ハムサイドの公式的な見解は“現状の打線の状態では、(打者としての)大谷は外せない”というものなんです。確かに、これだけ打っていれば、外せないのも分かります。今の日ハム打線で好調なのは、大谷を除くと西川遥輝くらい。優勝が見えてきたこの時期に主軸は外せませんよね」(前出のスポーツ紙デスク)
だが、それだけでは納得することはできない。「一部では、どこか大きな故障をしているんじゃないかという噂も飛び交い始めました」(前同) 野球解説者の江本孟紀氏も、こう言う。「マメが理由で、ここまで投手復帰が長引くのはおかしいです。何か他に理由があるとしか思えません」
さらには、その心配を煽るような事実もある。