211cmカルロビッチの超高速サービスを攻略し、錦織がベスト8へ [全米オープン] (2/2ページ)

テニスデイリー

 第2セットはいきなり第1ゲームでブレーク。もう少し我慢が必要になるのではないかと思われた一戦だったが、そのような気配なく早い段階でブレークできた要因は「ヤマが当たったのが一番」と振り返った。こうして第2セットも6-4で錦織が奪った。

 第3セットになって初めてのピンチが訪れる。第10ゲーム、15-40でブレークポイントを握られたのだが、これを冷静にしのぐと、タイブレークは一気に6-0までリードを広げ、カルロビッチの追い上げをかわした。

 ラリー戦に持ち込めばカルロビッチにさほど恐れるものがないという点も錦織の集中力を高めたに違いない。211cmの頭上をロブで抜くという発想は、おもしろがっているから生まれたものだろう。股抜きショットも、ポイントにはならなかったが、魅せた。 

 「2週目に入ってやっといいテニスができてき始めている。自然とそうなってきた感じです」

 そして次に迎える相手は、予想通り、期待通りのアンディ・マレー(イギリス)。試合後のオンコート・インタビューで錦織はこの世界ナンバー2のことを「オールモスト・ナンバーワン」と表現した。ほとんど1位みたいなもの-----実際のところ1位のノバク・ジョコビッチ(セルビア)とのランキング差は5000ポイント以上もあるのだが、それくらいの勢いがあると感じるのだろう。

 しかし、不思議なものだ。なかなか調子が上がってこない錦織だったが、この4回戦を見てからというもの、さらに「らしさ」を増してマレーに挑む姿が容易に想像できる。

(テニスマガジン/ライター◎山口奈緒美)
「211cmカルロビッチの超高速サービスを攻略し、錦織がベスト8へ [全米オープン]」のページです。デイリーニュースオンラインは、スポーツなどの最新ニュースを毎日配信しています。
ページの先頭へ戻る