ツォンガの棄権で、ジョコビッチはまたもフリーパス [全米オープン] (2/3ページ)
金曜日にジョコビッチは、第10シードのガエル・モンフィス(フランス)と対戦する。モンフィスは、このジョコビッチの試合に先立ち、フランス人対決となった準々決勝で、4回戦で第4シードのラファエル・ナダル(スペイン)を破ったルカ・プイユ(フランス)を退けていた。彼はほんのわずかに華やかさの味を加えただけの非常に安定したプレーを見せ、この日ミスの多かったプイユを6-4 6-3 6-3で退けて、2008年以来のグランドスラム大会準決勝に駒を進めたのである。
ジョコビッチはフラッシング・メドウで何度も最後のほうまで勝ち上がっているが、全米のタイトルは彼の「12」のグランドスラム・タイトルのうちの、わずか2つにすぎない(2011年と2015年)。彼はここ10年で決勝で4度、準決勝で3度、敗れている。
このところ、誰もジョコビッチがコート上でフルに戦うところを見ていないという理由から、彼が今、どれくらいいいプレーができるのかを正確に知るのは難しい。彼はここまで5ラウンドを通し、6時間半弱しかプレーしていないのだ。
初めての全仏タイトルを獲って、男子では50年ぶりの4大会連続でのグランドスラム優勝を決めたあと、ジョコビッチはウィンブルドン3回戦で予想外の敗戦を喫した。その後、彼はトロントのマスターズで優勝し、よい復帰を果たしたが、左手首に痛みを覚えていたリオ五輪では1回戦で敗れ、それから同じ故障でシンシナティのマスターズを欠場した。
全米が始まってからも、ジョコビッチはプレーした1回戦と4回戦でトレーナーを呼んで治療を受けていた。それゆえ相手の棄権でフリーパスを得たのは、彼にとって悪いことではなかったはずだ。
「シーズンのこの時期に、それも、ここ1ヵ月半に僕が抱えた体の問題を考慮すれば、これは僕に必要だった、そして僕が願っていたシナリオだったかもしれない。多くのオフ日を得て、体を回復させることができた」とジョコビッチは言った。「今、僕はピークに非常に近いと感じている。それが、僕がいたいと思っているポジションだ」。
それは、これから対戦するモンフィスにとって、恐ろしい考えかもしれない。