脳の疲れは睡眠でも回復しない!1日5分でできる「脳の休息法」 (3/3ページ)

Suzie(スージー)

アドレナリンが分泌されて脳の思考活動が抑制されるため、前後の見境がなくなることもあります。

怒りや衝動を抑えられないときは、以下の4つのステップが有効。英語の頭文字をとって「RAIN」といわれています。

(1)認識する[Recognize]

自分の中に怒りが起きていることを認識しましょう。その際、「怒り」と「怒っている」自分は同一視しないことが大切。

(2)受け入れる[Accept]

怒りが起きていることをそのまま受け入れます。

(3)検証する[Investigate]

自分の身体にどのような変化が起きているか検証します。心拍はどうなっているか、どこが緊張しているかなど観察してみましょう。

(4)距離をとる[Non-Identification]

自分の感情を個人的なものとして捉えず、「他人事」のように考えてみます。

この4つのステップは怒りだけでなく、甘いものを食べたいというような衝動にも有効。禁煙にも効果があるといわれています。

本書はストーリー仕立てで構成されているので、実際にレクチャーを受けているような気分になれるはず。

マインドフルネスを継続すると、一時的な疲労解消ではなく、疲れづらい脳が手に入るといいます。少しの時間でも毎日の習慣に取り入れてみてください。

(文/平野鞠)

【参考】

久賀谷亮(2016)『世界のエリートがやっている 最高の休息法』ダイヤモンド社

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