【民進党代表選】”二重国籍”騒動で揺れる蓮舫氏をムリヤリほめてみた (2/2ページ)

デイリーニュースオンライン

■蓮舫のいいところを探そう

 とはいえ、「いずれ首相を目指したい」と立候補した民進党の代表選が迫るなかで、代表どころか議員辞職まで取り沙汰されているのだから、あまりに不憫。ゆえに何かいいところは無いのか、考えてみた。

ルーツ
蓮舫氏の本名は結婚後、村田蓮舫に。しかし日本の戸籍名は使わず、ずっと<蓮舫>で通してきた。また旧姓(注3)である謝蓮舫に対して、「愛着がある」と断言している。
──自らのルーツを大事にしている証左。夫と共に北京大学に留学し、2人の子供にも中華風の名前を付けていることも、その表れなのだろう。日本人には失われがちな部分だ。

手腕
蓮舫氏といえば<仕分け>。それ以外の仕事の印象が無いほど、「二位じゃいけないんですか?」は有名に。そして予算を削減された日本のスーパーコンピュータは、軍事転用目的が明白な中国に抜かれて二位になった。また日本政府が公式に「領土問題は存在しない」としてきた尖閣諸島に、領土問題があるとも発言(注4)。
──結果的に日本の国力を弱め、外患を誘う行為だったが、賛否両論を招いて彼女の認知度だけは上がった。日本人にはなかなか取れない手法だ。

人気
蓮舫氏は東京選出の参議院議員として、2010年には171万票という歴代最高の得票でトップ当選。今年の参院選でも「圧倒的な票数が安倍政権にプレッシャーを与える」と圧勝を宣言していた。が、結果は一位だったものの前回より59万票を減らし、二位との差もわずか。続く都知事選で応援に回った鳥越俊太郎氏は、お話にならない惨敗を喫した。
──民主党ブーム(注5)さなかの前回を、自らの実力と信じ込める胆力。敗北は他人のせいにできる厚顔。…これは、こういう日本人もいるが蓮舫氏の自信の揺るがなさは凄い。

 結論。蓮舫氏は、人柄や言動に筋が通った立派な愛国政治家である──中国の政界に居たならば。実際の国籍と愛する国が違うのであれば、好きな国に行ってしまわれた方がいいですよ。

(注1)八幡和郎氏…評論家、徳島文理大学大学院教授。終始先手を取って疑問を投げかけ、矛盾を付いていたのに、大手マスコミは氏の名前を全く報じなかった。
(注2)疑惑は解消しない…平成9年に雑誌CREAの取材に対して「私は台湾籍」と29歳時の蓮舫氏が明言している。
(注3)旧姓…謝蓮舫の次は、母方の姓・斉藤を名乗っていた時期も。
(注4)尖閣は領土問題発言…後に訂正した。
(注5)民主党ブーム…日本中がどうかしていた。

著者プロフィール

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コンテンツプロデューサー

田中ねぃ

東京都出身。早大卒後、新潮社入社。『週刊新潮』『FOCUS』を経て、現在『コミック&プロデュース事業部』部長。本業以外にプロレス、アニメ、アイドル、特撮、TV、映画などサブカルチャーに造詣が深い。Daily News Onlineではニュースとカルチャーを絡めたコラムを連載中。愛称は田中‟ダスティ”ねぃ

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