流行についていくこと、心から楽しんでいる?流行依存の心理<後編> (3/4ページ)
恐れすぎないで!
周囲の人から「いいなあ」「羨ましいなあ」と思われるような位置を目指してきた頑張り屋さんは、自分がやりたいことよりも他人にどう思われるか、他人からどう見られるかを優先してしまい、自分というものがブレブレになってしまいます。
流行依存ということでいえば、毎回流行に乗っている人は、「いいなあ」「ステキだなあ」と思われたいがあまり、常に他人の目から見た自分を上書きし続けている状態。そのため、本当の自分というものがずっと奥底の方にいってしまい見失っているといえるでしょう。
流行に乗っていることで表面的な安心感はあるのですが、心の奥底の安定が得られず、何をしていても漠然とした不安を抱いているのではないでしょうか。現代社会では、生きたコミュニケーションを取る機会が、とても減ってきています。電話をせず、やりとりはLINEが中心という若い世代は、コミュニケーション能力が下がっているといわれています。
以前聞いた話では、上司に辞表を出すことができず会社をやめるときにもLINEで伝えたというクライアントさんもいました。なぜ、これだけコミュ力が低下してきたかというと、これまで自分を表現してきていないからなのです。
自分を表現したときに、「ヘンなの!」とか「おかしいよ」などと否定されたり、失敗したりするのが恐くて、本当の自分を常に押さえつけ、他人の目を優先させてきたのです。今は、一昔前よりもみんな平等意識が高いため、ちょっと目立ったり飛び出たりして、指摘されるのを避ける傾向もありますね。だからセンスにも自信を持てないのです。