厳格な親の子どもは巧みな嘘つきになる?(イギリス・カナダ研究) (1/2ページ)
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厳格な親や環境のもとで育つ子どもは嘘が上手になる可能性が、最新の研究によって明らかになった。
イギリスの著名サイコセラピスト(心理療法士)のフィリッパ・ペリーは先頃、「子どもの嘘は、いわば親子が共同で生み出しているようなもの。子どもが安心して本音や真実を言えないような厳格な環境を作り出している親は、子どもに嘘をつかれたとしても、それは自らの責任である」と発言して、ちょっとした物議を醸した。
カナダの心理学者で教育学者のヴィクトリア・タルウォー博士の研究結果は、ペリーの言葉をある種裏付けている。タルウォー博士は今回、西アフリカにある2つの学校で、「覗き見ゲーム」と称する実験を行った。2校のうち、1校は規則がゆるく開放的で、もう1校は懲罰を含めた厳格な校風を特徴とする。
実験は、物体を隠して子どもたちから見えないようにした状態で、音だけでそれがどういう物であるかを当ててもらうというもの。そのうち最後のゲームでは、たとえば物体は「おもちゃのサッカーボール」であるのに、音は「ガーガー」いうような、物体とは何の関連性もないものに設定した。
最後のゲームの後で、実験者や教師など大人は教室からいったん出て、戻ってから子どもたちに「最後の物は何だった?」「覗き見はした?」という2つの質問をした。つまり、最後の物が何であるかを正解した子は、覗き見をしている確率が高いことになり、そこで嘘のつき方を見るというわけだ。
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その結果、開放的な学校では、嘘をついた子どもと正直に答えた子どもの割合は、タルウォー博士がこれまで西洋の学校でも見てきたのとほぼ変わらない平均的なレベルだった。