ケルバーが今季2度目のグランドスラム・タイトルを獲得 [全米オープン] (3/3ページ)
「アンジーと対戦するときは、ミスを待つことはできないのよ」とプリスコバ。「彼女は何もただでは与えてくれない」。
ケルバーはコイントスに勝ち、リターンを選んだ。おそらくその理由は2つあった。ひとつは彼女のサービスは、強みであふれている彼女のテニスの中での最大の課題であること。もうひとつは、プリスコバに早い段階で“ナーバスさ”のテストを課すという理由だろう。それは理に適ったことだった。いずれにせよ、その決断は効果を生んだ。プリスコバは最初のポイントでダブルフォールトをおかし、最初のゲームをケルバーにブレークされることになった。
しかし、プリスコバも踏ん張りを見せた。そして、つかんだ最初の4つのブレークポイントをふいにしてしまったあと、5つ目をものにした。ケルバーの頭上を超えてベースライン近くに落ちるロブボレーのウィナーを決めた。4-3とリードしたプリスコバは観客席にいるコーチのほうを見て、拳を突き上げながら歓喜の叫びを挙げた。
試合は素晴らしいポイントと緊迫した瞬間、多くの感動に満ちたものとなり、プリスコバはサービスをキープして第2セットを取り返した。これはケルバーがこの大会で落とした唯一のセットだった。
ケルバーは第3セットの出だしでもブレークを許し、悔しさ余ってラケットをコートにバウンドさせた。そして数分後、彼女は1-3とリードされた。
しかし、今度はケルバーが根性を見せた。彼女は奮起してブレークバックして3-3に追いつくと、そのまま勢いを保って試合は終わった。
最後のポイントが決まったとき、ケルバーは仰向けに倒れ、それから観客席にるコーチのもとへ壁をよじ登った。
「間違いなく、いま彼女はナンバーワンになるに値する、と言うことができる」とプリスコバ。「セレナが長く占めていた王座がついに替わる、素敵な変化だと思うわ」。(C)AP