奨学金、すでに返せるのか不安になっている大学生は約◯割!

最近、国が給付型の奨学金を設置するという案が出て話題になりましたよね。今は一部の優秀な学生がもらえる給付型の奨学金以外、ほとんどが貸与型。社会に出たあとは必ず返さなければなりません。中には奨学金を返金するのが大変で生活が苦しいと言う人もいて社会問題にもなっていたりしますよね。そこで今回は、奨学金をもらっている大学生に「今すでに奨学金が返せるかどうか不安になっているかどうか」聞いてみました。
■すでに奨学金を返せるのかどうか不安に思っていますか?
思っている……117人(73.1%)
思っていない……43人(26.9%)
7割以上の人がすでに奨学金の返済に不安を抱いているよう。社会に出たらきちんと稼いで自分で大金を返さなければならないというプレッシャーがあるのでしょう。それでは不安に思っている人、思っていない人それぞれの意見を聞いてみましょう。
<思っている>
●額が大きい
・学部から大学院までずっと借りているから(男性/27歳/大学院生)
・結構な金額だから(女性/21歳/大学3年生)
・働きはじめたときに借金が400万もあるから(男性/22歳/大学4年生)
・莫大な金額だから(女性/19歳/大学1年生)
大学4年間だけではなく、大学院時代にも借りているという人は他の人よりも返さなければいけない額が膨れ上がっています。社会に出てからの負担というのも大きくなりますね。
●就職できるかわからない
・就職活動がうまくいかず、卒業後きちんと返していけるかわからない(女性/22歳/大学4年生)
・正社員として働くことができるか不安だから(男性/20歳/大学2年生)
・定職につけるか不安だから(男性/18歳/大学1年生)
・きちんと就職できるのか不安だから(女性/20歳/大学2年生)
就活を終えた4年生以外は、まだ自分がどんな仕事をしてどれぐらい収入を得ることができるのかも不安なところ。もし就職できなかったら……と考えただけでも不安かも。
●社会人になって稼げるかどうか
・社会人になっていくら給料がもらえるかわからないから(女性/20歳/大学3年生)
・自分がそんなに稼げるか不安だから(女性/18歳/大学1年生)
・将来安定した収入があるかわからないから(女性/21歳/大学3年生)
・社会人になって働いても少しずつ返せていけるか自信がないから(女性/19歳/短大・専門学校生)
働きはじめたばかりの若手社会人は、給料もさほど高くないというところがほとんど。生活をしながら滞ることなくちゃんと返済ができるのか不安だという人も多いでしょう。
●大変という話をよく聞く
・けっこう歳をとってもまだ返し終わっていないという話も聞くので、ちゃんと早く返せるかが不安(女性/21歳/大学4年生)
・結婚してもまだ返している人の話を聞いたから(女性/18歳/大学1年生)
・まわりの人がきついと言っているのを聞いた事があるから(女性/18歳/大学1年生)
・知り合いが返すのに何年もかかっていたから(女性/22歳/大学3年生)
すでに返済をはじめている先輩の話や兄弟の話を聞いて、不安があおられたという学生も。女性にとっては結婚で仕事をやめたあと返済できるのかどうかわからないという声もあがりました。
<思っていない>
●働けば問題ない
・とりあえず働いて少しずつ返せばなんとかなると思うから(男性/24歳/大学院生)
・安定した職につくため(女性/20歳/大学3年生)
・就職できれば返せる(男性/19歳/大学2年生)
・社会人になってしっかり働けば問題ないと思うから(男性/20歳/大学2年生)
ちゃんと職に就けるかどうか不安だという一方で、ちゃんと働けば問題ないという考え方もあります。奨学金返済のために就活をがんばろうと思うことができるかもしれません。
●給付型で返す義務がない
・貸与ではなく給付型の奨学金だから(男性/21歳/大学4年生)
・給付だから返す必要ない(女性・21歳/大学4年生)
・返さなくていい奨学金制度だから(女性/21歳/大学3年生)
・約1000万円の額ではあるが、県内で一定期間、勤務医として働けば返済が免除される奨学金だから(女性/21歳/大学3年生)
貸与ではなく給付型の奨学金をもらっているという場合、当然不安はありません。やはり同じ奨学金でも返す義務があるかどうかで、将来への不安感もかなり差が出てくるのですね。
●毎月少しずつ返す
・毎月少しずつ返せば問題ないと思うから(男性/19歳/短大・専門学校生)
・少しずつなら返せると思うから(男性/25歳/その他)
・計画的に返済できる(男性/20歳/大学2年生)
・少しずつ返せる金額を借りているから、不安に思ったことはない(女性/23歳/大学3年生)
借りるのは数万円ずつでも返すのは数千円ずつという場合がほとんど。毎月ちょっとずつならば問題なく返せるだろうと感じている人もいます。そこまで不安に感じなくてもいいのかも?
●すでにコツコツ準備
・コツコツバイトして、大学生のうちから貯金しているから(女性/21歳/大学4年生)
・もう返しているから(女性/23歳/大学4年生)
・算段がついているから(女性/19歳/大学1年生)
もう返すための準備をしている、すでに返しはじめているという人も。奨学金の返済には、一括返済などができることもあるので自分のスタイルに合わせて大学生のうちから考えておいたほうがよさそう。
いかがでしたか? 奨学金があるからこそ、バイト漬けにならずに充実した大学生活を送ることができる場合が多いですよね。たしかに奨学金を返すことは不安に思ってしまいがちですが、生活が苦しいときは返済猶予などさまざまな制度があるので、きちんと内容を確認して今のうちから準備をしておくことが大事ですね。
文・学生の窓口編集部
マイナビ学生の窓口調べ
調査期間:2016年9月
調査人数:奨学金をもらっている大学生男女160人