「頑張ってアイドルを演じていた」 高橋由美子らが語るアイドル冬の時代 (2/2ページ)

AolNews

当時の内情を「アイドルの女子の世界って泥沼です。皆さんが思っているほどキラキラしたものなんか、ひとつもないから」とぶっちゃけつつ、「頑張ってアイドルを演じていた」とも。同時に、本格派ミュージカルに出演するようになって「『アイドルはこの程度』と思われたくなくて」相当の練習をしたことも語った。

また、冬の時代のなかでも日本レコード大賞を受賞するなど独走したWinkの相田翔子も、デビュー当初はイベントにまったく人が集まらず「客席が200ぐらいあったなかで、お客さんは1列目に5人だけ」だったことなどに触れている。それが大ブレイク後もトラウマのように残り、いまだにイベントやソロライブの本番前には「お客さんがいなかったらどうしよう......」と会場を覗いているという。

他に、アイドル歌手だった経歴があまり知られてない田中律子、元CoCoで最近シングルマザーだとカミングアウトしたはねだえりか(羽田恵梨香)、異例の事務所に入らないフリーのアイドルとなった宍戸留美らに登場してもらった。

冬の時代にも頑張っていたアイドルたちはいたし、苦境のアイドルを懸命に応援するファンもいた。そんな方たちに、時代が"冬"だからこそ熱くなった記憶を呼び起こしてもらえる一冊にはなったと思う。同時に、高橋由美子は今、アイドル時代から目標に掲げていた舞台女優として高い評価を受けていたりと、みな冬を乗り越え、いまだ歩みを止めていない。同じ時代を共有した世代は「もうひと踏ん張り」と、改めて励まされる部分もあるはず。この本を作るなかで、人を元気づけるというアイドルの本分を、彼女たちは今でも体現している気がした。

文・斉藤貴志

■参照リンク
高橋由美子 公式プロフィール
http://www.connie.co.jp/yumikotakahashi.html

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