【知られざる世界遺産】2000年の歴史をもつドイツ最古の都市トリーアに、世界遺産のローマ遺跡があった! (2/3ページ)

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ただブロックを積み上げただけの構造で、崩れてしまわないのが不思議なくらいですが、難攻不落の強固な門としての役割を誇っていました。

外から眺めるのみならず、門にのぼることもできます。歴史の舞台の中に身を置く感覚は格別。

無骨な外観とは裏腹に、繊細に施された皇帝たちのレリーフも見ものです。

門の上からは、トリーアの市街の眺望を楽しむことができます。

かつてローマ人が見た風景とはすっかり変わっているはずですが、この門は1800年以上の時を超えて、トリーアの街を見守り続けているのですね。そう考えると、歴史のロマンを感じずにはいられません。

トリーアには、ポルタ・二グラ以外にもローマ遺跡が点在しています。その代表的存在が、4世紀のコンスタンティヌス帝の時代に造られた皇帝の大浴場跡、カイザーテルメン。

「ローマ人のいるところに浴場あり」は、ここでも例外ではありません。ローマ時代の公共浴場としては、ローマに残るカラカラ浴場に次ぐ大きさを誇っています。幅145メートル、長さ260メートルという広大な敷地内に、熱水浴、温水浴、冷水浴の浴室が並び、運動場まで備わっていたのだとか。

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