父親としての自覚がなさすぎる…。妊娠後、妻が夫に「自覚を芽生えさせるコツ」4つ
妊娠が判明すると、喜びと同時に「これから家族としてうまくやっていけるのかな……」という不安も出てきますよね。
特に、夫に“父親としての自覚”が芽生えるのかどうか心配、というプレママは多いのではないでしょうか。
今日は、コミュニケーションライターの筆者が、“夫に父親の自覚を芽生えさせるコミュニケーション”についてお伝えします。
■男性はいつ父親としての自覚を持つ?女性は約10ヶ月間、その体でわが子を育て、産むことになりますから、自然に母親としての意識が育まれていきます。
妊娠中のつわりや体重の変化、お腹が出てくる、胎動などを感じるたび、「自分は母親なんだ」と実感することでしょう。
一方、男性は、当たり前ですが、女性のように自分の体で赤ちゃんができたことの実感をすることができません。ゆえに、どうしても親としての自覚は女性とズレが出てきてしまうようです。
では実際、父親としての自覚は、いつごろ、どのようにして目覚めていくのでしょう?
大分県立看護科学大学の田中美樹氏らが3歳未満の子どもをもつ70人の父親を対象にして行った過去の調査によると、父親の自覚がある者は97.1%で、自覚をもった時期は「子どもを初めて見たとき」32.9%、「初めて抱っこしたとき」30.0%でした。
やはり多くの男性は、女性のように妊娠中から母親としての自覚を持つことはなく、“産まれて触れ合うこと”で育まれていくようです。
■夫に父親としての自覚を芽生えさせるコツ4つ
多くの男性は、実際に子どもが産まれて触れ合うことで父親としての自覚が徐々に芽生えていくようですが、「もっと早くに自覚を持ってほしい」という女性も多いことでしょう。
確かに、父親としての自覚は、早く持ってもらうにこしたことはありません。
「子どもが産まれてときが経つにつれ、自然に湧き出てくるものだから」と思ってなにも対策をせず放置していては、妊娠中や里帰り出産中に不倫など、父親としてありえない行動を起こしてしまう可能性もあるかもしれません。
というわけでここからは、夫に父親としての自覚を持ってもらうためにできることについてお伝えします。
(1)妊婦検診や出産準備の買い物などついてきてもらう
妊婦検診はなるべく夫も休みの日に入れて、実際に赤ちゃんが動いているエコーを一緒に見に行きましょう。
お腹ですくすく育っている赤ちゃんの成長が男性も実感できるので、父親としての自覚が芽生えやすくなります。
また、ベビー服やグッズなども、できるだけ一緒に買いに出かけて、夫にも積極的に選んでもらいましょう。
夫と自分の意見が合わない場合、夫の意見を採用してあげるのも、父親としての実感を持ってもらうコツです。
「良かったね、この服、パパが選んでくれたよ~」などと言ってお腹の赤ちゃんに語りかけてあげると、なお効果的です。
(2)胎動を感じてもらったり、話しかけたりしてもらう
日々大きくなっていくお腹や、妊娠線など、夫には見せたくないという方は多いかもしれません。
しかし、夫に父親としての自覚を早く持ってもらいたいなら、お腹の赤ちゃんが大きくなり、胎動を感じれるようになってきたら、夫にもお腹を触ってもらって、胎動を感じてもらいましょう。
毎日お腹になにか一言声をかけてもらうのもおすすめです。
(3)「父親としての自覚を持って」とあえて言わない
子どもができたのに父親としての自覚があるのかないのか分からないような行動や態度の夫を見ていると、「ちょっとは父親としての自覚を持ってよね!」ときつく言ってしまいたくなるときがあるかもしれませんが、これはNGです。
そのような言われ方をすると、人の心には反発心が沸き起こります。もし伝えるなら、「無理して父親としての自覚を持とうなんて思わなくていいからね」と伝えてあげましょう。
このように伝えたほうが男性はリラックスして、反対に“父親としての自覚”について自発的に考えるためのきっかけを作ることができます。
(4)新生児の頃から積極的に育児に関わってもらう
夫に父親としての自覚を持ち、それを育んでいってもらうためには、産まれた直後の対応も大切です。
子どもが実際に生まれると、母親としての本能から、「夫といえどわが子を触られたくない」となってしまい、育児をすべて自分でやってしまうママは多いようですが、それではせっかく芽生えつつある父親としての自覚は育っていきません。
新生児の頃からオムツ換えや抱っこなど、積極的に夫にやってもらうようにしましょう。
里帰り出産をするママも多いかもしれませんが、その場合は毎日写真を送って毎日の変化を報告するなどしてあげましょう。
その際、「目元があなたに似てるわね」「あくびする姿があなたそっくり」など、夫の子であることを実感できる一言を添えてあげると、より効果的です。
いかがでしたか。
父親としての自覚は、一日にしてならず。妻であるあなたが優しく自然にリードして、一緒に育んでいってあげましょう。
(黄本恵子)
【参考・画像】
※ 田中美樹ら(2012)『「父親になった」という父性の自覚に関する研究』 母性衛生・第52巻4号 – CiNii
※ Uber Images、Evgeny Atamanenko / Shutterstock